行動化で、投資を回収せよ

 先日、ある経営コンサルタントのメルマガを読んだ。
 「金を捨てるセミナー」と題して、『あなたは、セミナーを受けられても、その貴重な投資をどぶに捨てていませんか?直ぐに行動化できない「あなたの習慣」が、投資を無駄にしてしまうのです。』と、厳しく指摘していた。
 私も速読脳開発セミナーやシルバ・メソッド・セミナーを繰り返し開催しているわけだが、この経営コンサルタントと同じ感慨を持つことがときどきある。何とか貴重な受講料を無駄にしないようにと、受講システムに期限の切れた受講料の復活制度を設けているし、体力がなくて訓練が続かない人には、体力を増進するためのアドバイスもしている。けどやっぱり、ときどき、『受講料をどぶに捨てないで』と思う出来事にぶつかってしまう。
 先日の集中セミナーでの出来事。オープニングに続く2日目だ。昼休みになり、私が部屋を出ようとしたとき、早速食事(?)を始めた人がいた。手早いなと思ってチラッと見ると、○○○○メイトだ。「おい、それは食事じゃないよ!」オープニングで食べ物の重要性を伝えているつもりなのだが、その受講生の心には伝わらなかったらしい。残念なことに、次の時間は、やはり睡魔との戦いとなってしまった。
 私の目の前で、こうなのだから、一人の時はどんなものを食べることやら大いに案じられる。本当に、「学んだことを直ぐに行動化出来るかどうか」で、受講したセミナーの効果が決まってしまう。説明に疑問があって直ぐに行動化できないということであれば、講師は説明を惜しまないし、また各自で学ぶことが出来るように、参考書を用意してある。ぜひ、自分の頭で考えて、学んだことを行動化して、投資を回収してほしいと思う。(豊文)

速読脳で直感を鍛えよう

 スマトラ沖地震・津波の被害が、未だに連日報道されています。ニュースを見るたびに、死者の数が増えて、今日帰宅してからニュースを見れば、きっと16万人を超えているのではないかと思います。
 本当にすごい数ですよね。30年ほど前の中国唐山地震で24万人が亡くなったということですが、コンピューターを用いた測定および通信技術が発達してからは、最大の自然災害です。この科学技術が発達した時代に、自然災害で、こんなに死者が出るなどということは信じられない、という思いです。
 地球環境を狂わせたり、生命をも操る科学技術ですが、地震の発生も予測できていないし、今回は津波が発生したことさえ伝えることが出来なかったわけです。自然災害に関しては、科学技術に頼るだけでは、生き延びれないように思います。では私たちは何に頼ればいいのでしょうか。
 新聞記事でご覧になった方も多いと思いますが、動物たちの死骸はまったく見られないというニュースがありました。動物たちは、いち早く津波が来るのを察して、高台に逃げたらしいということでした。きっと、人間でも、何となく察して逃げたり、移動したりした人はいたのだと思いますが、動物がほとんど死なないのに比べて、人間は16万人も亡くなっているわけです。人間は直感が働かなくなっているとしか言いようがありません。
 速読脳が開発されると、直感力が良くなるとは、体験した受講生がよく言うことですが、それも高度に開発されると、危険も避けるようになるのではないかと思われる話があります。サリン事件の時、ちょうどサリンがまかれたあの時刻の電車で、通勤している受講生がいました。10万字/分速読脳の一人です。その彼女は、あの事件当日、一ヶ月ほど前から会社を休むことにしていて、温泉に行っていました。休んでいなかったら、本当に危なかったのです。
 実は、同様に何となく災難をかわした人は他にもいます。そんな例を聞くと、速読脳は、本来動物として持っていた能力を目覚めさせてくれるのではないかと思えます。東京に大きな地震が近いのではと言われて久しくなります。いざというときに、直感が働くように、訓練に励みましょう。

能力開発の本道を歩まん

 明けましておめでとうございます。
新年早々、教室物語をお読みくださいまして、有り難うございます。
 昨年の暮れに久しぶりに本屋に行く機会がありました。「脳」という言葉は、売れるためのひとつのキーワードのようで、「脳力開発」とか「脳を鍛える」とか「脳を活性化」などの言葉を冠した題の本があふれていました。
 当教室も「速読脳」などという言葉を作って使っていますし、「潜在能力を開発します」と謳っています。脳ブームのきっかけを作った一人として、少し責任を感じるのですが、「脳力開発/能力開発」という言葉は、実に曖昧に使われています。
 たとえば、「老人ボケを回復させる」とか「ボケないように予防する」という意味で「能力開発」と使っている本があります。一方で、「今まで持っていなかった新たな能力を身につける」という意味で使っている本もあります。きっと、「能力回復」とか、「能力減退予防」と銘打ったのでは、本も売れないのでしょう。何でもいいから売ろうというタイトルの付け方が、日本語を狂わせている感じがします。
 本来、能力開発という言葉は、後者の意味のはずです。意味を無秩序に拡大して使うことは、正しい判断や選択を阻害するような気がします。考えてみると、「速読」という言葉も曖昧な言葉でした。拾い読みで速いのも、字面を眺めるだけで速いのも、きちんと全部の文字を順に読んで速いのも、全部「速読」という言葉になるのですから。
 科学は、観察して分類することから始まったと言います。おそらく、このような曖昧なものを、はっきり見分けて分類することから、精神科学の時代が始まるのだと思います。当連盟は、今年も、自らのやっていることを明確に自覚して、能力開発の本道を歩みながら、その発展を期したいと思っています。
 本年もよろしくお願い申し上げます。(豊文)