NBSは変わろうとしています

 先週末、受講生の皆さんには、会報とスケジュール表などのチラシを送付しました。すでにご覧になった方も多いと思いますが、今回は、4つの新しい企画をお知らせしました。当連盟は、今変わろうとしています。
 ひとつは、各授業の担当講師が分かるようにしました。
 各講師には、それぞれ教え方に個性がありますので、これまでは、いろいろな講師で受講することをお薦めしてきました。受講生の皆さんが、講師の選ぶのに便利なようにすると同時に、講師ひとりひとりが、指導に誇りと責任を持って、一層研鑽してほしいと思ったからです。
 二つ目は、私が担当する通学本科連続5回の「テイクオフセミナー」です。今まで、効率のよく伸ばすために土日に集中セミナーを開催してきましたが、土日に来られない人のために何か良い方法はないだろうかと考えてきました。訓練最初の段階で、いかに早く速読の見方を正しく掴むかが、後の訓練の進度に大きく影響するからです。
 3回受講の後、日曜日、月曜日と自宅練習のための間を取り、さらに2回続けます。お陰様で、早速お申し込みを頂き、満員御礼での、スタートとなりました。きっとよい成果を出せると思います。一週間後が楽しみです。
 三つ目の企画は、「パーソナル・トレーニング・チェック」です。これまでも、必要に応じて、授業の後に残ってもらったりしてアドバイスをしてきましたが、それを、講師の指名だけでなく、受講生自身の希望によって、誰でも自分の事情に合った詳しいアドバイスをしてもらえることになります。これで、より個人のピッタリ合った無駄のない訓練を進めていってほしいと思っています。
 四つ目は、「プライベート・レッスン」です。これも、超多忙な方や知人の紹介で特別に頼まれた方など、通常の教室スケジュールでは通えない場合に、すでに行ってきている授業ですが、今度から、はっきりとシステムに組み込むことにしました。
 実は、NHK「ためしてガッテン」に出演した時も、プライベート・レッスンでした。当然のことですが、プライベート・レッスンができるということは、本当に、確実に速読脳を開発するシステムを有しているということです。今回の措置は、「プライベート・レッスン」を、はっきりと「速読脳開発プログラム」の一環として位置づけ、どなたでも利用できるようにしたものです。NBSは、より多くの方に、より確実に伸びていただくために、変わろうとしているところです。これからも、いろいろな企画を出していきますので、どうぞご期待ください。

読書立国

 岡山教室を終えた月曜日、尾道まで足を伸ばして、映画「男たちの大和」のロケセットを見てきた。
 実は、映画は見ていないのだが、「大和」についてはずうっと興味があり、行ってみたかった。前日の昼、受講生の皆さんと食事をしていたとき、名古屋から来たAさんからロケセットを見てきたという話が出た。そこで、思い切って行ってみたわけだ。
 「大和」に興味を持ったのは、学生時代、戦艦大和の生き残りである吉田満が書いた「鎮魂戦艦大和」を読んでからだ。「男たちの大和」も涙なしでは見れないと聞いているが、この本も、涙無しでは読めなかった。帰宅して、昔読んだその本を取り出し、ロケセットで得た実物感を思い出しながら再読してみた。
 「大和」を沖縄に向けて出航させた天号作戦が無謀きわまりないものであったことは、今はよく知られている。第二艦隊長官伊藤整一中将も反対、艦長たちも反対、士官たちも反対であるにも拘わらず、この作戦は決行された。アメリカの戦闘機を引きつけておくだけの、全くの囮(おとり)作戦なのだから、無謀としか言いようがない。
 伊藤長官は、この作戦に最後まで強硬に反対していたが、「一億玉砕に先がけ、立派に死んでもらいたい」という最後通告に納得し、作戦を引き受けた。
 また、「大和」の士官たちの激しい論戦は、臼淵大尉の次の言葉で、反駁するものがいなくなったという。「進歩のないものは決して勝たない。負けて目覚めることが最上の道だ。(中略)敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか。(中略)俺たちはその先導になるのだ。日本の新生に先がけて散る。まさに本望じゃないか」(前掲書所収の「戦艦大和の最後」より)
 このような先人の思いを受けて、今の私たちと日本という国がある。その思いを受けた行動は、私たちひとりひとりがその能力を十分に発揮してより幸せな生き方をすること、そしてより良い社会の建設に貢献することであろう。その基礎となるのは、読書力と理解力であることは間違いない。
 当連盟は、読書能力を向上させる教育で、先人の思いに報いていこうという思いを新にした次第。そう言えば、韓国でいろいろな速読教室を見て回ったとき、ある教室に「読書立国」と揮毫された大きな額が飾ってあった。(豊文)
PS:「戦艦大和の最後」は、現在は吉田満著「戦艦大和」(角川文庫)に所収。

「無事是貴人」

 先日の土日は、大阪セミナーだった。吹田さんくすが会場だったが、昼食は、いつも3階のうどん屋で食べている。たいてい受講生の皆さんと一緒だったり、時には見学に来た人に説明しながら食事している。
 何となく落ち着くので、ほとんど毎回その店なのだが、土曜日に行ったとき、なぜこの店は落ち着くのだろうと辺りを見回してみた。店は決して新しくないし、壁に貼ってあるメニューのチラシも特別ではない。が、ひとつだけ、この種の店にあまり見かけない、ちょっと品のある額入りの書が飾ってある。
 書かれてある文字はくずされていて、私には読めないので、お店の人に尋ねてみた。すると「無事是貴人」と書いてあるのだそうだ。慈雲尊者の言葉だということで、「とらわれたり執着する事が無く自由自在に生きる人は、貴き人である」という意味だという。
 執着がないということは、仏の悟りを得たことを意味するわけで、そのような人の存在の貴さを謳った言葉ということになる。やや強引だが、これは速読脳の開発につながるものがあると感じられた。執着が多くて雑念ばかり湧くようでは、訓練に集中できない。おおらかなとらわれのない気持ちで、淡々と訓練することで速読脳の開発が可能になるという点で、方向性として近いからだ。
 あの額入りの書の放つ気のせいで落ち着くのかどうかは定かではないが、書でも絵でも、それなりの雰囲気を醸し出すことは確かだ。自宅での訓練を進めるために、何か落ち着くものを飾ったり置いたりして訓練環境を整えるのも、良い工夫と思った次第。(豊文)

新年会

 先週の土曜日、新年会ならびに表彰式が行われました。スタッフを含めて、およそ75名。遠くは、京都、大阪、名古屋から駆けつけてくださり、教室は、立錐の余地がないほど。料理は、講師の手作りあり、酒は講師の出身地の純米酒で、澗と冷やあり。十分堪能していただけではないかと思います。
 もちろん、酒と肴だけではありません。肝心なのは、受賞した速読脳を開発した人たちの話。受賞者13名のほか、それ以前の受賞者の方もたくさん参加してくれました。今年の受賞者の特徴は、ほとんど本科だけを受講しながら、自宅でコツコツと練習を続けて高いレベルに達した人が結構いること。続ければ速読脳は開けることを証明してくれました。
 この新年会を機に、自宅訓練を開始したとか、受講仲間に毎日の自宅訓練状況を報告することを始めたとか、という話が聞こえてきています。受賞者の皆さんのスピーチを聞くと、本当にモチベーションを高まります。「継続は力なり」を体現すべく、新に行動を起こしていただけたなら、スピーチをした受賞者の皆さんにとっても、企画した私どもにとっても、大変嬉しい限りです。
 参加してくださった皆様、有り難うございました。そして、今回参加しなかった皆様、またこのような先達の体験を聞けるような場をまた設けたいと思っていますので、そのときは、ぜひご参加くださいますよう、お待ちしております。(豊文)