幸せな人生を築くための能力開発

 この一週間は、実に充実した時間だった。
 金曜日には、5日連続の本科テイクオフセミナーを終え、土日にはシルバ・メソッド303、404、505(打ち上げ)を終え、月曜日には、広島に移動して、火曜、水曜とハガキ道の坂田道信先生のところで、速読研修会を開催してきた。
 どのセミナーも受講した皆さんに喜んでもらえて良かったが、やはりいつもと違って面白かったのは、坂田先生のグループだ。ハガキ道を実践したり、玄米食にしたりと、自分の人生の改善に積極的に取り組んでいる人たちで、その前向きなことは実に素晴らしい。お陰様で、私も楽しく、担当させて頂いた。
 これまでも、「速読脳開発プログラム」は単に速く読めるようにするということではなく、人生の幸せに役立つものでなければならないと考えてきた。それは、脳でいえば右脳も左脳も、読書で活用できるようにすることだ。脳の片側だけしか使わない状態では、理解や感性に片寄りが出てきてしまう。
 このような観点から、すでに、食生活については一部アドバイスをしているが、それを含めて、幸せな人生を築くための能力開発を目指して、訓練内容や指導内容をさらに充実させていきたいと思った次第。乞うご期待!

集中の共感

 先の土日は、シルバ・メソッド・セミナーの前半だった。シルバ・メソッドというのは、自分を意識的にリラックスした意識状態に持っていくことから始めて、潜在意識に働きかけてセルフコントロールする方法、想像力やイメージ力の開発と進んでいく潜在脳力開発システムだ。
 リラクセーション、セルフコントロール、想像力、イメージ力は、どんなことをするにも基礎となる能力であるし、もちろん、速読脳の開発にも役立つので、受講生の皆さんにも、大いに勧めている。速読のトレーニングでは、鎮まりといっているが、リラックスした集中状態が求められる。この点で、「速読脳開発プログラム」とシルバ・メソッドは共通しているのだ。
 リラックスした集中状態では、直感力が高まる。そのせいか、シルバ・メソッドのセミナー中、受講生の皆さんがよく集中しているというような雰囲気を感じることがある。もちろん、速読の授業でも同じだ。
 今、5日間連続のテイクオフセミナーの最中だが、受講生の皆さんの集中を肌で感じることが出来た。お互いの意識が協調しているときと言える。それは、涙が出そうな感動の瞬間でもある。このような集中のとき、受講生の表情は、日常の表情を越え、何かしら崇高な感じさえするほど、変化している。
 そう頻繁にあるわけではないが、こんな一瞬を味わうことが出来るのは、お互いにリラックスした集中状態にあるときだと思う。この授業独特のものかも知れない。まさに速読講師冥利に尽きると思い、感謝している次第である。

意欲が道を開く

 授業していると、ちょっとしたアドバイスが期待した以上の結果をもたらすことがある。先日の岡山セミナーでのこと。Aさんは、入会は古いのだが、他県から通っていることもあり、あまり頻繁には受講していなかった。
 最初に受講したときから、両眼視に問題があることは分かっていたのだが、昨年、それを補うメガネを作ってから、見ることが楽になり、訓練にも気合いが入ってきていた。お腹をこわし易いという健康上の弱点も、打ち明けてくれたので改善できた。
 ということで、まさに見ることに集中する準備が整ってきたわけだが、訓練中眠くなることが時々あり、そうなると、訓練は進まない。先日も、ある訓練をしているときにちょっと眠気を催してきた。しかし、その眠気には意味があった。集中して意識レベルが低下したときに感じられる眠気だったのだ。
 もちろん、それを眠気と感じずに、クリアな意識で集中できるようになるのが理想なのだが、本人から見ると、眠気はすべて同じ眠気で、そんなことには気が付かない。そこで、そのことを説明してあげたら、Aさんはとても気持ちが楽になったと言ってきた。
 察するに、眠気が出るたびに、内心自分を責めていたのではないかと思う。確かに、お酒の飲み過ぎや、甘い物の摂りすぎなど、日頃の食生活の影響で眠気が出ることは多い。しかし、そうでない眠気もある。今回は、それが分かって、気持ちが楽になったのだろうと思う。まさか、この説明で心が落ち着くとは予期していなかった。
 その後、Aさんは、順調に伸びていった。入会してから初めてのことだ。講師として、アドバイスが生きたことはとても嬉しかった。が、振り返って考えてみると、今回落ち着いて出来たのは偶然だとは思えなくなった。というのは、つい最近、訓練用ブックスタンドを自宅用にと職場用にと、2台も購入してくれたからである。
 本人の意志と意欲が道を開いたのだ。

書道と速読の関係は?

 先日の土曜日は、大阪での集中セミナー。
私の担当ではなかったのですが、今回なかなかいい感じで訓練を進めることの出来たUさんが、そのときのことをメールで送ってくれました。今回はまずそのメールを紹介しましょう。
 『4月の講座は、ほとんど練習をしてなかったので、自分に喝を入れるつもりで受講しました。(毎回、ほとんどそうなのですが)
ところが、午前中の授業から結構いい感じの集中力が発揮できたのです。
何がいつもの自分と違うのか、授業に臨む姿勢なのか、それとも、わずかにやってきた自宅訓練の成果なのか。
?
 しばらくして気づいたのが、習字です。1月から、習字を習い始めたのですが、毛筆を習っています。慣れない筆を使って文字を書く時は、結構集中力が必要です。同じ文字を繰り返し書く練習をしてるうちに、この2ヶ月のうちに集中力が鍛えられたようです。
 あ、それと姿勢ですね。きれいな文字を書くために、わたしが注意してる点は、腰を立て、腹から全身で文字を書くようにすることです。そうすると、一端の書道家になれた気分が味わえますし、下手糞ながら、それなりに立派な字が書けるように思います。思わぬ相乗効果にニンマリです。』
 以上、「書道の稽古が、速読訓練での良い集中につながった」という話でした。これは、納得できると思います。今までにも、同様の効果を話してくれた方は何人かおりました。けど、それらの話を総合すると、実は「逆もまた真なり」なのです。
 つまり、「速読の訓練の結果、急に書道が上達した」という方もいるのです。
何で速読で、書道が上達するのと思われそうですが、視野が広がり、バランス良く書けるようになったということでした。めでたし、めでたし!
 えっ?書道はやってないから関係ないって?いえいえ、普段から字が下手と言われていませんか?図星の方は、字をきれいに書くと、きっと、速読能力が上がりますよ!