「ひとりひとりに、よりきめ細かな指導を」を目指して

 昨年末以来、いろいろな施策を打ち出してきましたが、中でもヒットは、本科5日間連続のテイクオフセミナーとパーソナルトレーニングチェック(PTC)だと思っています。
 テイクオフセミナーの効果については、この欄でも報告しましたが、その伸びを見たとき、考え方を変えさせられました。つまり、今までは、受講生の皆さんが自分の都合のよいときに通える受講システムが一番良いと思っていたのですが、テイクオフを掴むためには、短期間連続して受講できる受講システムを併せ持つのがよいということです。
 受講生の皆さんは、忙しい中通ってきてくださるわけですので、毎日連続して受講するのは無理があると、頭から決めつけていたことを反省しました。多少無理しでも、テイクオフを掴んでしまった方が、後々、訓練を楽に進められるわけです。テイクオフセミナーは、ご希望に応えて、開催を増やす方向で検討しています。
 PTCも、数はまだ少ないですが、数名の方に受講して頂きました。
 普段の授業で同じことを言われているとしても、やはり個別に、問題点の内容と対策を丁寧に、かつ細かく説明できるので、講師としても、誤解なく理解してもらえる安心感があります。中には、2時間ほどもかかったケースもありましたが、嬉しいことに、その後は順調に訓練が進んでいるとの報告がありました。
 「ひとりひとりに、よりきめ細かな指導を」というのは当教室の基本姿勢ですので、さらにいろいろアイデアを出していくつもりです。が、とりあえず、今好評を得ているテイクオフ・セミナーとパーソナル・トレーニング・チェックを、大いに役立てていただければと思います。

今を振り返る

 今週の教室は、GWの振替として、休ませてもらっている。昼のうちだけ、電話受付をしているが、授業はすべて休講になっているので、悪しからず、ご了承いただければと思う。
 4月からハードな日々が続いていたので、今回は真剣に骨休めをさせてもらっている。と言っても、ゆったりした気持ちで、心身を休めながら、ものを考えるということなのだが、こんな時間を持てたのは、久しぶりのように思う。
 気持ちが落ち着いていないときは、深くものを考えられなかったり、全体的なものの見方ができなかったり、間違って理解したりとなりがちである。基本訓練は、それに対抗する鎮まりと集中力を与えてくれるのだが、その効果が追いつかないときは、まず体を休め、気持ちを落ち着けることが肝要だと、改めて思っているところだ。
 このことは、授業をしていても、よく思うことだ。緊張したり、気持ちが高ぶったりしているときは、講師の説明は耳に届かない。届いても、別な解釈で理解している。説明を何度も繰り返して、ようやくその訓練ができると、「その説明は、はじめて聞いた」と受講生が言うのはよくあることだ。説明が自分の腑に落ちたとき、初めて聞いたと感じるわけだ。
 訓練が思うように進まない場合、是非一度、ゆったりした時間を取り、今説明されていることの要点は何か、目指す方向はどういう状態なのかなど、振り返ってみるといいと思う。「とにかく訓練の時間を確保する」ということも大事だが、一度ゆったりと今を振り返る時間を取ることは、それ以上に訓練の効率を上げてくれるはずだ。

訓練の明暗を分けたのは?

 ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?当連盟は、毎年のことながら、休みなしの連続集中セミナー。今年は、私事ながら子供の結婚式があったため、一部、定員を少なくした日があり、ご不便をおかけしました。悪しからず、ご了承ください。
 結婚式の次の日からは大阪に行き、5日から7日まで、3日間連続の集中セミナーに突入。5日の初日、さっそく納得と思うことがありました。朝、体調を聞いてみると、ほとんどの方は、連休で疲れがなく良好とのこと。ところが一部の方は、家族サービスの疲れでしょうか、遊び疲れでしょうか、とにかく、お疲れモードとのこと。
 訓練に入ると、なるほど、元気な方は、いつもの月よりも姿勢もよく気持ちも落ち着いていて、とてもよい訓練状態です。訓練がどんどん進んでいきます。一方、お疲れの方は、ここで疲れを取ろうということではないはずなのですが、よく眠りに落ちます。訓練が進み始めたのは、午後も後半になって、眠気がとれてから。すっかり明暗が分かれてしましました。
 この両者に違いを目の当たりにして、私は分かりました。毎月集中セミナーを担当しながら、「この方はもっと伸びていいはずなのに、どうして訓練が進まないんだろう?」と思うことが時々あったのです。けど、今回は、そんな方も、五月晴れのようなさっぱりしたお顔で、伸びていったのです。「あのときは、仕事で疲れていたんだ」と、なるほどガッテンしたわけです。
 ゴールデンウィークが終わり、また仕事に追われていることと思います。この訓練で養ってきた「リラックスした集中力」を日々の仕事や生活に適用すれば、上級者のように「訓練をすると疲れが取れる」とまで言わなくても、日常の疲れは結構少なくなるはず。そして、来月も訓練が進むはず。来月、セミナーでお会いするのを楽しみにしております。

ゴールデンウィークを生かそう

 ゴールデンウィークだ。教室では、恒例のGW集中セミナーに、29日から突入している。今回もまた、多くの方に受講していただいて、大変嬉しく思っている。大阪でも、今年は明日から3日連続の集中セミナーを開催する。というわけで、この教室物語は、大阪のホテルで書いている。
 GWが受講のチャンスになる方はいいのだが、おそらく、逆に家庭サービスで練習できなくなる方も多いのではないかと思う。なかには、練習できないことを気にしている方もいるかもしれないが、私は練習できなときは、それでいいのだと思っている。大切なことは、GWが終わったら、くさることなく、練習を再開することだ。
 いつも言っていることだが、自宅練習を続けるコツは、練習を生活の一部とすることだ。トイレやお風呂の壁に訓練フォーマットを貼って練習することにすれば、必ず毎日、練習することになる。短い時間だとしても、毎日続ければ、大きな効果をもたらす。
 先だって、主婦の受講生の方に、練習を日々の生活に取り込むことの大切さを説いたら、彼女は、台所のシンクの前に訓練フォーマットを貼った。いい素質を持っているのに伸びが遅くなるのはとても残念なので、是非自宅練習を、と説いたわけだが、食器洗いの時間なら、確実に、練習に当てられるというわけだ。なるほどと感心してしまった。もちろん、その後伸びのペースは大幅に上ってきた。
 受講生向けの教室物語になってしまったので、初めて読む方には、今回の内容はピンとこないかもしれない。「速読脳開発プログラム」は、大変達成が難しいように言われたりするが、やはり、練習するかしないかにかかっていることは確かだ。それはあらゆることに当てはまることで、ちょっとした工夫をするかしないかが訓練成就の明暗を分けることになる。
 ひとりひとり生活は違っている。ぜひ自分なりの訓練の突破口を開いてほしいと思う。GWの休みに、もう一度、自分の生活のどこに、練習の時間を組み込めるかをじっくり考えてみるのも、この休みのよい過ごし方ではないかと思う。