牛乳信仰

 先の週末は、新規入会者対象のセミナーでした。和気あいあいとした楽しいセミナーで、全員、次回の予約をしてくれました。感謝、感謝!
 今回の受講生の中に、私と同じぐらいの年のいわゆる団塊の世代の方がおりました。以前から、速読に興味があってやっと受講できると、喜んで見えられました。ところが、片方の目に力がないのです。気が通っていないという目です。
 聞いてみると、その目は白内障だというのです。お年寄りが白内障になったという話は多く聞きますが、私に近い年令で白内障というのは、同年代だけに聞き捨てなりません。お医者さんからは、治らないから、手術を勧められているとのことです。
 そんな状態では、訓練にも差し支えますから、何とかしたいと思い、原因を探ることにしました。もちろん、いろいろな要因が混じり合って病気になるわけですから、これだと断定できるわけではありません。が、この年令で白内障になるということは何か特別な理由があるはずです。
 心当たりは、まず食べ物、飲み物です。実は、一部の研究者から、乳糖と白内障との関係が指摘されているのです。そこで、牛乳について聞いてみると、毎日1本飲んでいるとのこと。私が学校給食で牛乳を飲んでいた頃は、1本というと、180ccのビン1本のことです。つい、そうかなと思って聞いてみると、実は、1リットルのパックを1本飲んでいるとのこと。牛乳信仰ってスゴイですね。
 そこで、牛乳と白内障の関係について説明してあげました。それから、病気の回復に役立つと思われるいくつかのやり方も教えてあげました。幸い、セミナーが終わる頃には、大分目に気が通って、スッキリ開けられるようになっていました。本人も手応え有り!と、嬉しそうでした。
 白内障さえなければ、速読脳を開発するのに何の問題もない年令なのです。何とか夢を叶えることができるよう、お手伝いをしたいと思った次第です。

頭では分かっているのに

 昨日、3回目のテイクオフセミナーを終えた。
今回は、いつもにもまして、速読につながる見方を徹底して練習してもらった。その結果、全員にこのような見方が正しい見方だと理解してもらえた。
 しかし、それでどんどん伸びていった人と安定してその見方ができない人に分かれた。安定しない人曰く、「どんな見方をすればいいのか頭では分かっているのに、目がそのように動いてくれない。自分の目なのに。」と。訓練している人にとっては、悔しいところなのだが、まさにそこが「速読脳開発プログラム」の面白いところでもあるのだ。
 「頭で分かっている」というのは、別の表現でいえば、顕在意識でこうすればいいと分かっていることだ。しかし、実際に眼球を動かすのは、潜在意識からの命令なので、潜在意識が混乱状態にあると、顕在意識の希望は、どこかに吹き飛ばされてしまう。
 では、潜在意識が混乱状態にあるとは、どういうことだろうか?
 たとえば、会社でイライラしていた気持ちを引きずってくると、深く落ち着くことはできない。落ち着こうとすると、イライラしていたことが思い浮かんでくる。また、さっきうまくできたことに囚われることもそうだ。できたのだから良さそうなものだが、それに囚われると、すぐにできないとイライラしてきて、集中できなくなる。
 この訓練をしていると、こんな些細なことが、実は意識を乱していて、自分の実力を発揮できなくしていることが、体験的に分かってくる。分かってくれば、自分をコントロールすべき方向が見えてくる。つもり、この訓練をすることによって、自分の意識の持ち方の問題点と、改善すべき方向が見えてくるというわけだ。
 自分が発揮できる能力と意識状態はバランスがとれている。片方だけが伸びるわけにはいかない。日常の生活から、意識を乱さないように心掛けることが、既に訓練をしている人はもちろん、これから訓練を始めようと思っている人にも、大いに役立つというわけだ。

フェイス・ツウ・フェイスだからこそ

 今、夏のキャンペーンの準備をしている。チラシを作るにあたって、当教室の特徴を考えてみた。考えれば考えるほど、当教室の進む方向は世の中の動きと逆行しているような感がある。
 たとえば、速読をパソコンで教えようとしたり、練習させようとしていろいろなソフトが販売されている。もう、数えることもできないほどその種類は多い。パソコンソフトで教えるのは、世の趨勢だ。しかし、当教室は、依然として、直接教えることに徹している。
 なぜか?
 それは、人間の能力を開発することは、人間にしかできないと思うからだ。もちろん、パソコンソフトでは速読ができないと否定しているわけではない。パソコンのトレーニングで到達させられる読書速度はごく初歩的なレベルに限定されると言っているのだ。
 私の指導経験から言えば、そのレベルは、今すでにある能力を使えるようにするということであって、能力の開発ではない。能力の開発というのは、今ある能力を引き出すだけでなく、それを越えて、今までなかった能力を発達させることなのだ。
 1分間に1万字以上を読む速読脳というのは、そういうレベルの能力開発だ。だから、それは普通には見られない能力であり、そこに、人生を切り開く夢がある。このような能力の開発をするには、やはり、ひとりひとり観察し、その人、そのレベルに合ったアドバイスをする指導法しかないと思う。
この夏も、ガンコに、フェイス・ツウ・フェイスの指導法で頑張ろうと思った次第。

眼鏡業界、今昔

 先日、メガネ業界団体の役員のかたが入会しました。メガネは単に視力を合わせるだけでなく、両目の視線を一致させてみることが大事なわけですが、嬉しいことに、そのようなことを考慮してメガネを作っていらっしゃる方でした。
 お話を伺うと、ちょっと昔のほうが、今よりも、両眼視を考慮したメガネを作る技術を持った方が多かったのだそうです。そのようなメガネを作るためには、さまざまな精妙な検査や作成技術が必要になりますから、大変手間暇のかかることになります。
 ですから、本当に良いメガネを作ってあげようとすると、それだけ費用もかさむわけです。一方、時代が進むとともに、メガネはファッションとして扱われるようになり、安いメガネが出回るようになりました。
 一般の市民はどのようなメガネがよいかという知識は持っていません。知識がなければ、安い方がよいということになります。そうすると、両眼視を考慮したメガネを作る技術を持った眼鏡屋さんも、値段を下げなければならず、手間暇のかかる良いメガネは提供できなくなってしまったという事情のようでした。
 そして、時代と共に、そのような技術を持っている方が少なくなってしまったというわけです。安い値段でモノが手にはいることはいいことですが、その結果、一方で、良い技術が失われてしまうことは、実質的な生活のレベルを下げているわけで、大変残念なことです。まさに今の時代を映したようなお話でした。
 ちなみに、私たちの教室が、両眼視について大変よく知っていることに驚き、メガネ業界も頑張らねばと仰っておりました。お互い、頑張りたいものです。

視力と上下斜位が改善

 先日、大阪で受講しているNさんから、訓練報告のメールを頂戴しました。
 大阪は、今月から、月2回に開催回数が増えますが、先月までは月に一回、第一土日の二日間だけのセミナー開催でした。そのため、海外出張も多いNさんが前回受講したのは、3月でした。
 Nさんは、これまでも、これまでも私の説明をよく理解してくださり、かつ、多忙の中、コンスタントに自宅練習をしてくださるので、訓練も着実に進んでいる一人でした。ところが、眼に上下斜位があり、じっと見ていると、像が上下に二重になるという問題がありました。
 そこで、3月に受講したとき、眼球運動をするようにお話ししたのです。それは、見るときの眼球の使い方、焦点を合わせる仕組みからいって、これが効果があるはずだという理論的推測と、自分の目でやってみて、軽度でしたが私自身の上下斜位が改善してきたからです。
 上下斜位は、もし一般の眼科に行ったとすると、直す方法はないといわれるかも知れませんが、私たちの観点からすると、いろいろな可能性があるのです。いわゆる常識と異なることを実行するのは、ちょっと勇気がいるです。けど、常識と違うことを実行することで、常識とは違う結果が得られることがあるのです。
 今回のNさんのメールは、上下斜位が改善されダブることなく見れるようになったことと、それから、会社の健康診断で、眼鏡をかけての測定ですが、視力が1年前の1.2から1.5に良くなったという報告でした。読んだ私も嬉しい限りです。両眼視機能が改善されると、見るのが楽になりますから、今週末の大阪セミナーでのNさんの伸びが楽しみです。
 ほかの方からも、この訓練で視力が良くなったという報告は結構あります。いつかそれらを本にまとめてみたいと思いました。視力が改善した方は、ぜひ体験メールをお寄せくださいますよう。