日韓親善20年

 まずは、お知らせ!!
 来週8月1日火曜日、午後7時からフジTV系列の番組「投稿!国民生活向上センター」で、当教室の速読が取り上げられます。国民生活を向上させる10の話題のトップバッターとして放映されますので、7時15分ぐらいまでに終了します。お見逃しなく!!
 さて、国民生活の中でも教育を担当している文部科学省・国立教育政策研究所主催の「日韓学術セミナー」が無事終了しました。韓国側の発表者は4人の大学教授で、創始者朴??先生の所属する西原大学校と韓国教員大学校の先生方でした。
 日本側は、私以外は、皆国立政策研究所の研究者と関係する大学の先生でした。すべて教育に関する先生方の文化系的発表で、一人、私の発表だけが、いろいろな実験の測定データをもとにした理科系的な発表でした。「この研究所の中で、そんな研究をしている方はいない」ということで、ちょっと感心してもらえました。
 発表した4人の教授たちのほか、西原大学校の総長、教育学部の学部長も参加されましたが、改めて、速読つまり「速読脳開発?プログラム」の教育的意義を強く印象づけることができました。朴教授の応援ができたことは私にとっても嬉しいことでした。
 昨日26日は、当連盟を訪問してもらい、デモンストレーションをお見せしたり、実際に初級講座の訓練をちょっと体験してもらったりしましたが、わずか15分ほどの訓練で、読書速度が、5割以上も伸びた先生もいて、驚いていました。
 韓国教員大学校の先生は、小学校から高等学校の教頭先生や校長先生を教育する研修院の所長をされている方でしたが、ぜひ研修に採り入れたいと仰っておりました。この点でも、少し韓国の教育向上に間接的ながら、寄与できたのではないかと思っています。
 今日、先生方を成田空港からお送りしてきましたが、なかには、私と朴先生を「君らは兄弟だ」という先生もいて、朴先生に出会ってからの時の長さを思いました。草の根の交流から始まった速読でしたが、20年経って、国レベルの国際行事に組み込まれたわけです。
 心を新たにして、日韓両国での、「速読脳開発プログラム」の発展を期そうと思った次第です。

一日一冊!

 HPでもお知らせしていますが、8月1日のフジテレビ系列「投稿!国民生活向上センター」で、当教室の速読が紹介されます。10人のタレントが国民生活向上に役立つテーマをプレゼンするという趣向で、番組が進行します。
 速読をプレゼンするのは、国際弁護士としてマスコミにもよく登場している八代英輝氏(と言いながら、今回の取材でお会いするまで存じあげませんでした。失礼!)。訓練を体験するということで、最初、読書速度を測定しました。これが実は、驚きの3000字/分。
 もちろん、落ち着いて読むというより速くと思って読んでいるので速い値にはなっているのですが、それにしても、この読書速度は私が知る中でも、トップレベルの速度です。そこで、どういう読書歴かを聞いてみました。
 まず、幼いときは、お母さんが毎日寝る前に本を読んでくれたそうです。いわゆる「読み聞かせ」です。そのせいで、本が大好きになり、小学校のときは、図書室の本を全部読んだそうです。ナルホド!ここまでの話でも感心しますが、このぐらいの読書歴を持っている方は、時々おります。それだけでは、3000字/分の読書速度には達しないはずと思ってさらに突っ込みました。
 すると出ました。やはり、スゴイ話がありました。高校の3年間、一日一冊ずつ文庫本を読んだというのです。「すごいですね!」と言ったら、「いや、通学時間が長かったもので。最後の方は、簡単な本しか読まなかったですよ」とちょっと照れくさそうに言っていましたが、これで私は3000字/分に納得しました。
 実は、私の知る中でもう一人3000字/分の人がいるのです。日本医科大学の教授であり、日本に右脳理論を紹介して、啓蒙に努めた品川嘉也先生です。速読時の脳活動について共同研究していたとき、先生は、「自分の読書速度を測ったら、3000字/分だったよ」と仰っていました。
 やはりすごいと思って、質問すると、「大学を卒業するとき、6年間に読んだ本を数えてみたら、全部で2000冊あったよ」とのことでした。一日一冊を心掛けていたようでした。青年時代に一日一冊を読み続ければ、3000字/分の読書能力が得られると言っていいようです。青年よ、目指せ、一日一冊!

「まず聞く」という修行

 先日、大阪で新規対象のセミナーを担当しました。その中にAさんというなかなか伸びの良い方がおりました。数年前に「速読脳開発プログラム」を知ってから、ずっと受講したかったんだけれど、なかなか時間が取れず、今回やっと受講できたととても喜んでいました。
 このような方は時々いるのですが、一般には張り切ってきたからといってどんどん伸びるとは限りません。張り切り過ぎて、舞い上がってしまうと、速読に必要な気持ちの落ち着きを失ってしまいますから、却ってうまく行かなくなってしまいます。
 しかしAさんは違いました。訓練の説明をじっと聞いて、素直に実行してくれます。心静かに聞いているので、私の説明の意図をよく汲み取ってくれます。訓練自体は簡単なことですが、大人でも意図を正確に汲み取ってくれる方は少ないものです。私は、Aさんがどうしてそうなのか興味を覚えて聞いてみました。
 分かりました。Aさんは、ある会社でお客様の苦情受付をしていたのです。それも、窓口ではなく、電話での受付です。かかってくる電話は、確かに会社の不手際の場合もあるのですが、半分は、言い掛かりであり、鬱憤晴らしと思えるものが多いというのです。
 そのような電話にも、よく話を聞いて丁寧に対応しなければならないので、最初はとても大変だったけれど、最近は心を乱さずに聞けるようになったということでした。「仕事は修行です」と笑顔で答えてくれましたが、本当にそうだったと思います。
 何事にも「まず聞く」ということが大切だとはよく言われることですが、聞くことを徹底することで、Aさんはセルフコントロール力という素晴らしい力を得ていたわけです。それが、この訓練に生きるとは、Aさんも思ってもみなかったのではないでしょうか。

文部科学省で講演をします

 7月25日、文部科学省国立教育政策研究所で、学術講演をすることになりました。一昨年10月に、同じく文部科学省科学技術政策研究所で講演して以来、文科省での2回目の講演となります。
 今回は、国立教育政策研究所主催で、韓国の先生方との学術交流の一環として行われるものです。題して「日韓における教育の伝統と革新」。テーマは大きく分けて、次の4つがあります。
 ■テーマ1:教育における伝統の意味
 ■テーマ2:高齢者教育の現状と課題
 ■テーマ3:高次精神機能と速読
 ■テーマ4:軍政下の教育改革
私が担当するのは、もちろん教育の革新に関わるテーマ3です。
 日本と韓国から、それぞれのテーマについて一人ずつ、合計8人が講演します。速読に関しては、もちろん創始者である朴??先生が「『高等精神能力』と速読教育』と題して講演し、日本側からは、私が「高次精神機能の開発と速読脳」と題して講演します。
 私の講演は、今まで共同研究として行ってきた速読時の脳活動に関する研究をまとめて、高次精神機能の開発に速読脳がどのように関わっているかについてお話します。研究はまだまだ進行中ですが、ここまでの所を振り返ってまとめてみるのも意義のあることと思っています。
 先日、一緒に共同研究させて頂いた先生方との共著として講演のレジメをまとめ、提出しました。大学に勤めていた頃以来、久し振りに書く論文に頭がすっかり左脳になってしまいましたが、楽しい時間でした。
 そして何よりも、久し振りに速読の師である朴??先生に会えるのを楽しみにしているこの頃です。