嬉しい悲鳴の、「研修復活」

 先週の木曜日のこと。教室は夏休みの最終日、ちょっと郊外に出かけておりました。ふと気になって、しまっておいた携帯を取り出しますと、メールが届いています。どれどれと開いてみると、なんと、キヤノン(株)から研修の依頼が来ているとの留守居役からの連絡。
 キヤノン(株)は、「ためしてガッテン」で放映される前までは、毎年のように「速読脳開発プログラム」を研修として採用していただいた会社。何度も研修寮に泊まり込んで、寝食を、イヤ正確には、寝食飲を共にしていますから、特別に親近感持っている会社です。しかし、放映後の忙しさにまぎれて、失礼しておりました。
 そこに、突然、電話が来て「研修をやっていただけませんか?」という話。しかも、期日は今週の水曜日一日で、とのこと。これは、もうほとんど「やれ!」という命令のようなもの。今回の研修は、目的も決まっており、かつての6日間かけて実施した研修とは内容が違います。ですから、普通であれば、数ヶ月前から打ち合わせをして、効果についても検討して、それから本決まりになるはずのもの。
 今回はある事業所での研修なのですが、以前私どもの研修を担当していた本社に尋ねたら、当所を推薦してくれたとのことでした。本当に有り難いことです。まさに「直前だけど、あなたが担当だから、やって!」という感じ。すごいプレッシャーでしたが、これは全力でやるしかありません。しかも、主催する部内で募集したら、予定の20名を超えてあっという間に、30名に。さらに、前日には、50名を超えたので、2日間で、という話に変更。そして、当日の今日、二日目は36名、受講できなかった人も5名出てしまいました。
 内容は、即効性のある初級講座のトレーニングを中心に組み立てました。私一人では全員を見切れませんので、講師二人体制で見させてもらいました。
 それで、成果はあったのかって?
 正直なところ、視覚能力などに問題がある人もいらっしゃるので、全員が同様に伸びたとはいきませんでした。速度としては、ほぼ1,000字/分から3,000字/分の間に広がりましたが、平均的にはほぼ2倍の読書速度を達成できました。拙著「絶妙な速読の技術」をプレゼントしましたので、自宅でもちょっと練習して、今日の速度を定着させてほしいな、と期待してセミナーを終了しました。受講した皆さん、頑張ってね!!!(豊文)

課外授業

 今週は、教室は夏休み。本日から再開です。教室物語も、一日遅れにさせていただきました。悪しからず、ご了承ください。
 今回は、講師コース・課外授業というお話。本日午後、明日からの大阪セミナーの準備で、新幹線で大阪に来ました。その新幹線のなかでのことです。講師になってからの癖、いやその前からの癖かも知れませんが、講師の腕を磨くために、日頃から人間観察を心掛けております。
 今日の新幹線、隣に座ったのは、ほぼ私と同じ年齢、いや、もう少し若いくらいのお姉さま。東京駅から乗ったようで、私が品川駅から乗ったときには、もうテーブルの上に缶ビールが乗っておりました。つまみは、なかにチーズを挟んだちくわ風かまぼこ、そしてさすが女性らしく、甘そうなぶどうパンも乗っておりました。
「アッお姉さん、その組み合わせで食べたら、すぐ寝ちゃいますよ」と、心の中で叫びましたが、もちろん届かず。あっという間に、ぱくぱくもぐもぐ。食べ終えて、文庫本「ブレイブ ストーリー(上)」を出したのもつかの間、すぐに夢の世界へ直行。「ほら、だから言わないことじゃないでしょ。まぁ、けど、疲れて眠たかったのかもしれないし、まぁ、いいか」
 ぐっすり寝て、目を覚ましたのは浜松の辺り。そうですね、生理的欲求ってやつです。「はい、いってらっしゃい」と、原稿を書いていたパソコンを片付けて、通路を造って差し上げました。が、いくら待っても(別に待ってたわけではないんですが)戻ってこない!その後に行った人が戻ってきているのに、戻ってこない。
 フッと、横を通り過ぎた人を見ると、アッ、お姉さま。トットと席を過ぎて向こうに行ってしましました。いくら他人のことと言っても、目の前に迷子の人がいれば、ちょっとは気になります。「まぁ、けど大人だからいいか!」なんて思っていたら、いや〜あ、しばらくして戻ってきました。「ここは13号車だけど、3号車ぐらいまで行ってきたんじゃないのかな、けどまずは帰ってきてよかった」なんて思っていたら、お姉さま、何を思ったか、座ったのは、ひとつ前の座席。
「間違えているけど、そこも空いている席のようだし、まぁ、いいか!」と思って黙っていると、全く気がつく様子がありません。しばらくして、車掌さんが検札に近づいてきたら、「車掌さん、私の荷物がない!」さすがの車掌さんも、一瞬、これは事件か!と驚いた顔。
 が、お姉さま、次の瞬間、私と目が合いました。「お姉さま、お姉さまの席はこちらでございます」と、口では言わずに、手で案内して差しあげました。ようやく、納得安心して、私の隣に戻って参りました。本人は安心したでしょうが、私としては、心の中で、そっとため息をついてしまいそうでした。「ビールと、甘いものを一緒に摂っていれば、そりゃ、ボケますよ。もう、ボケが始まってますよ」
 さすがにお姉さま、ちょっと恥ずかしかったのでしょうね、そのあと数分は、神妙に本を読んでおりました。ちなみに、読書速度は、見開き2ページを2分5秒。ほぼ普通の速度です。お顔立ちから見ても、決して知的に低いお方ではないんです。もっとも、内容の理解はチェックしておりませんが。
 列車が京都駅を出ると、やおら一生懸命にお化粧を始めました。埋め立て工事の必要があるお肌なんですよね。いや、ちょっと血の気が足りないんで、塗装工事も必要かと私には見えたんですが。「ねぇ、お姉さま、速読脳を開発しようとは言いませんから、せめてボケないように、食べ物にちょっと注意してみたら・・・」なんて、つい思ってしまいました。
 そしてお姉さま、「間もなく、新大阪」というアナウンスを聞くと、きっと恥ずかしかったんでしょうね、さっさと荷物をまとめて行ってしまいました。ところが、見ると、網袋にあの缶ビールの空き缶とペットボトルが残っているではありませんか。「そこまで、ボケが・・・」と思っておりましたら、さすがお姉さま、忘れ物をしたとばかりに、バタバタと戻ってきて持って行きました。
 お酒の好きな人に悪い人はいない(ちょっと自己弁護的)、甘いものが好きな人にも悪い人はいないんですよね(と、砂糖を薦めている某名誉教授が言っていた)。空き缶をわざわざ取りに戻ってきてくれたお姉さまは、本当にいい人だと思うんです。けど、ボケちゃ、いい人の分も帳消しになっちゃいますよ。
 えっ、ナニ、お前、他人のことばかり心配しているけど、自分の原稿は進んだのかって?いぇ、まぁ、今日のところは人間観察の課外授業ってことで、・・・!(豊文)

夏期集中セミナー、終了! 感謝、感謝!

 今日で実質、夏期集中セミナーが終了しました。あとは、私が担当しているテイクオフセミナーを残すのみです。講師たちは、明日から、夏休みに入ります。参加してくださいました受講生の皆様、有り難うございました。
 一昨日、4日間連続のシルバ・メソッド・セミナーが終了し、打ち上げに行きました。今回の卒業生だけでなく、以前の卒業生も集まってくる楽しい会です。いつもは、目黒の会場ですが、今回は大井町なので、参加者が少ないかも知れないと思っていたのですが、ふたを開けてみると、30名近くにもなっていました。これも、また、有り難い限りです。
 通称505と呼んでいるこの会は、多くの受講生の皆さんと、一献傾けながら、お互いにいろいろな話ができるので、私自身いつも楽しみにしています。今回、この会で、「NBSの講師はみんな尊敬できる」という話を耳にしました。お酒が入っての話ですから、大分おまけが付いていると思いますが、責任者である私としては、素直に嬉しいことでした。
 もちろん、そんなことを言ってくれる受講生の皆さんこそ、人間的に素敵な人であり、尊敬できる人なわけです。先日の、納涼会もそうでしたし、今回の打ち上げでもそう思うのですが、当教室には、本当に素晴らしい人たちが集まっていると、正直なところ、実感しています。
 そんな皆さんに助けられて、この教室の雰囲気を作ることができていることも、実感しています。本当に、受講生の皆さんに感謝です。同時に、この雰囲気を維持していくために、自分自身を含めて当教室の講師、スタッフが何をなすべきかと、いつも思っています。
 夏期キャンペーンにもたくさんの方から、お申し込みを頂きました。本当に有り難く思っています。その信頼に応えるべく、真摯に、かつ一工夫二工夫をしながら、より良い教室にしていこうと決意を新たにした505でした。(豊文)

目と心

 目と心は、密接に関係しています。「心が整えば目が整い、目を整えると心は整い易くなる」という関係です。
 Aさんは、ここ半年あまり、練習が壁にぶつかったようになかなか進まないでいました。先月いらしたとき、厳密にチェックすると、見ようとするとき、目が逃げていることが分かりました。目が逃げるということは、心が見ることから逃げていることを意味しています。
 講師は尋ねました。「お仕事で、嫌な仕事を先送りしていませんか?」Aさんは、どっきりしたようで、心当たりがあるということでした。そこで、講師は、目を背けずに、仕事を正面から取り組んで、ひとつひとつ片づけていくことを提案しました。Aさんは納得して帰りました。
 そして今月、いつもなら、午後3時頃までも目をフラフラさせながら訓練しているのですが、今回は、開始時から、目がしっかり文字や円記号を捕らえています。もちろん目が逃げることはなくなっていました。訓練も着実に進み、これまでの壁をほぼ越えたと言っていいところまで伸びてきました。
 Aさん曰く、講師からのアドバイス通り、溜めていた嫌な仕事にも正面から立ち向かい、ひとつひとつ片づけてきたということでした。心の姿勢は、目使いに直結しています。日常しっかりと仕事に取り組むことが、目をしっかりさせるというわけです。
 行住座臥、立ち居振る舞いがすべて訓練になり得るというわけですね。テキストに向かわなくても、訓練はできる!これで、訓練する時間がないという言い訳はできなくなってしまいましたね。コマッタ?ヨカッタ?(豊文)

安堵のメール

 先日の土日は、大阪でのシルバ・メソッド・セミナー。土、日と会場が変わるので、物の移動が大変でしたが、受講生がお手伝いくださり、打ち上げの505まで無事終了しました。有り難うございました。
 私は土日は地方にいることが多いので、東京の受講生の皆さんの伸びはどうだろうかといつも気にしています。そんな日曜日、講師からメールが入りました。伸びが気になっていたAさんについてです。
 Aさんは、ゴールデンウィークに連続受講をしてくれた一人です。ところが、訓練の測定値が思うように伸びていないのです。しかし、講師からは、「やっと、本当の落ち着きを掴んでもらえました」と肯定的なコメント。本人も、とても満足したという所感を書いています。基本的には、本人が満足して喜んでくれたんですから、それでいいのですが、私としては、「訓練が良かったんだったら、もう少し数値に表れていいんじゃないかな?」と、ちょっと不満だったわけです。
 そのAさんが、GWのあと少し仕事が多忙で受講を休んでいましたが、訓練を再開し、グングン伸びてきて、もうすぐCクラスに入るというメールでした。とても安堵しました。講師が良しと言い、本人も良しと言っているのですから、安心して見ていればいいのに、私の方に、焦りがあったわけです。
 Aさん曰く「GWの時はどうしたあんなに気が浮いていたんだろう?」とのことですが、気が鎮まらないと、そのことに気がつかないんですよね。自分が気づかないほどの壁とも言えるわけですが、それを越えるのに、集中セミナーの連続受講はとても有効だと言うことですね。
 来週から、夏期集中セミナーPart2が始まります。私も、後半の5日間連続のテイクオフセミナーを担当します。受講生の皆さん、特に伸び悩んでいる方、この期間を大いに利用して頂ければと思います。