プラスの循環に入ろう

 韓国から帰ってきた次の日、岡山に行って来ました。もちろん、毎月の速読セミナーです。今回のセミナーでは、嬉しいことに、Aさんがググッと伸びてきました。ここ数ヶ月、とても良い感じで訓練が進んできたのですが、特に今回は、朝の開始時から、眼光が感じられます。
 「オオッ」と思って、その後の訓練の経過を見ていると、やはりとても良い落ち着きが続いています。本人も、心の中のおしゃべりが少なく、今までで一番集中できているとのこと。訓練もどんどん進みます。Aさんが、毎朝、1時間練習していることは知っていましたから、このような良い訓練をすることに、講師として不思議はないのですが、ほかの受講生の皆さんにも参考になるようにと、「どうして、そんなに良い訓練ができるようになったのですか?」と水を向けました。
 「昨年の夏、本科と集中セミナーを連続したテイクオフセミナーを受けたとき、自分のやっている見方が分かるようになって、訓練が面白くなってきたんです。それから、毎日練習するようになりました。」と、Aさん。そうなんですよね。見方が腑に落ちると、訓練が面白くなって、やる気が出てきますよね。
 Aさんも、以前は、速読の見方が出来たと思うと、その次の回は崩れていたりと本当に安定しなかったのです。「連続して受講すると、感覚をはっきり掴むことができて、安定させることができるよ」と、テイクオフセミナーをお勧めしたわけですが、本当にその通りになったわけです。
 続けてAさん曰く、「けどそれだけでなく、食事を変えたのが大きかったと思います。以前は、外でお弁当を買うことが多かったのですが、今は自分で作っています」そうそう、添加物の少ないものを食べるようにすると、脳も体も落ち着いてきて自分を観察できるようになるんですよね。これも納得。
 食事を変え始めたのは、夏より前のこと。食事を変え、心身を安定させて、見方を掴み、訓練が面白くり、意欲が湧き、食事も訓練も良い方向に進んできたというのが、ここ半年余りのAさんの動きであったわけです。まさに、プラスの循環に入ったというわけですね。さあ、皆さん、Aさんに続こう!(豊文)

訪韓報告

佐々木先生の速読講演
▲ 講演風景
西原大学図書館と佐々木先生
▲ 西原大学の図書館にて

 

 先ほど、韓国から帰宅しました。今週は火曜日から今日まで教室のお休みをいただきましたが、講師の皆と共に、韓国に行っていたのです。この2月(韓国では3月から新学期が始まる)で、速読脳開発の原理を創案したパク・ファーヨップ教授が、長年務められた西原大学校を定年退職になります。それを記念して、2月14日に韓日学術セミナーと定年退職記念パーティが開かれました。そのセミナーに、西原大学から招待され、参加してきたというわけです。

 日本からは、私と国立教育政策研究所の山田先生と二人が招待され、セミナーで講演をしました。セミナーでは、速読に関して今まで行ってきた脳科学的研究結果について発表し、記念パーティでは、参加者を代表して祝辞を述べさせていただきました。学長から教育学部長、教務部長、さらに教授の先生方、学生、院生の皆さん、さらに卒業生の皆さんと、総勢100名以上の前での発表でした。

 日本でも教授が定年退職するときには、最終講義として記念講演をすることがありますが、大学、学部、学会をあげてセミナーを企画し、パーティを開催することは少ないのではないかと思います。パク教授の研究内容は難しく、よく理解されていないという話を以前伺ったことがありますが、このたび分かったことは、パク教授は周囲の先生方から大変尊敬されているということでした。まさに彼の思いやりのあるお人柄のせいだと思います。

 また今回のセミナーでは、パク先生の速読法について、認識論的に研究した論文が発表されました。一人の研究者が創案したアイデアについて、その研究者が生きている間に、他の研究者がそのアイデアについて研究するということもまた、大変珍しいことだと思います。それだけの内容があるのが、パク教授の創案した速読法であり、当教室で実施している「速読脳開発プログラム」であると言うことができます。

 そして何よりも感激したのは、この3日間、付きっきりで歓待してくれた先生方です。これまで5回ぐらい韓国を訪れていますが、ほとんどはホテルのなかで、パク教授と研究の話ばかりしていました。今回はお陰さまで、初めて観光させていただきました。総長先生を始めとする韓国の皆さんの温かく、そして熱い思いやりの心に一同本当に感激して帰ってきました。

 パク教授との関係があるとはいえ、一民間人が他国の大学から正式に招待され、歓待されることも珍しいことと思います。韓国の人の言葉には、日本人のような「建て前」がないのだそうですが、パク教授と22年間、本音でお付合いしてきたことが、日韓の国際交流と親善につながったのだと思います。これからも本音でお付き合いしていこうと思った、大変嬉しい訪韓でした。(豊文)

講師力を磨かねば

 受講生の皆さんの、変化や成長を見るのは講師としてとても楽しみなことです。一
方、教室の責任者として、私を含めた講師の指導が適切かどうかは、いつも私の気に
なっていることです。
 
 速読脳を開発するために必要なことは、人によって違います。ですから教室では、受講生ひとりひとりにアドバイスしているわけですが、もちろんすぐにできることとできないことがありますし、実行しても効果が現れるまでに時間のかかることもあります。ですから、そのアドバイスや指導の適切性を即座に判断することはできません。
 しかし、久し振りにお会いすると時間が経っていますから、アドバイスを実行しているかどうかが如実に見えてきます。つまり日頃受講生の皆さんに講師がしているアドバイスの適切性とその指導力が分かるわけです。
 ここ3週間ほど、週2回ずつ通学本科を担当しています。しばらく渋谷教室の授業を担当していませんでしたので、久し振りに見させて頂く方も結構います。
 そんな受講生の中に、見違えるように顔も体も引き締まって、訓練がずっと進んでいる青年がいました。以前は、参加することに意義があるという感じで、なかなか訓練が進まなかったのに、集中することができてきています。「何がきっかけで、変わったの?」と聞いてみました。「よく分かんないけど、シルバ・メソッド!」という答え。
ウ〜ン、ナルホド!単なるリラックスだけじゃない、シルバ・メソッドの効果!
 
 また別の受講生がいます。確かに訓練段階は進んでいるけど、訓練をしているときの集中度はあまり変わっていないという印象です。ちょっとやんわりと聞いてみました。「食生活、改善できてる?」「ええまあ、ゴニョゴニョ‥‥」
そして訓練に入ってみて、ナルホド!身体の改善が大事だよね、と納得できる結果になっています。
 また、表情が穏やかになって、もうここまで来れば訓練はどんどん進められそうという受講生がいます。聞いてみると、「教えて頂いた眼鏡屋さんでメガネを作ってきました。見るのがすごく楽になったんです。」「そうですか、それは良かったですね」
そう、メガネがその人の目にきちんと合っているかどうかは、とても大切なんです。
これも、納得!
 久し振りに授業を担当してみて、大筋合格点と言ってよさそうには思えましたが、もう少しこの点を改善できているとよかったのにという点も見えました。今まで以上に、講師の指導力に磨きをかけていかねばと思っているこの頃です。(豊文)

感動を有り難う!

 1月27日土曜日、好例となった当連盟の新年会&表彰式が行われました。圧巻は、何と言っても受賞者のスピーチ。今年も、講師も胸が熱くなるスピーチを披露していただきました。具体的内容については、近いうちにHPに掲載される内容を見ていただきたいのですが、やはり、一人一人それぞれ訓練を続ける工夫をしているという点で感心もし、納得もしました。
 時間が有り余っている人などいないと言っていいはずです。その多忙な生活のなかで、自己の改善のために時間を割き、訓練する時間を確保する工夫をする、そして「速読脳」を開発していく。「速読脳」を開発した結果どうなるかは、人によって多少異なるにしても、どうなるかは分かっています。
 しかし、そこに至るための工夫はそれぞれ人によって違います。その、それぞれの事情を乗り越えて、目標に到達したところに感動するのだなと、今回改めて思いました。人の生き方、生き様に感動している自分に改めて気付いたわけです。受賞スピーチをしてくださった皆様、有り難うございました。
 新年会の後、お二人の方が私にコメントをくれました。お一人は、速読の受講はしていない私よりも15歳も年上の方で、今回初めて新年会に参加した方ですが、「受賞した方はもちろんそうですが、参加している皆さん、皆いい顔していますね」という感想をもらしてくれました。日頃から人間づくりを目指している私としては、「皆さん速く読めてますね」と言われるより、もっと嬉しいコメントでした。
 もう一人は、受講生の方で、今回2回目の新年会参加の方です。「一人一人素晴らしい個性の持ち主が揃っていますね。こんな所は他にないのではないですか?」というコメントをいただき、これもとても嬉しく思いました。もちろん、「速読脳開発プログラム」で、個性豊かな人物を育てたなどとは思っておりません。もともと一人一人個性豊かであり、その思いを実現しようを当教室の門を叩いてくれたわけです。その思いの実現にお手伝いすることができ、それぞれが個性豊かな人間になるのをお手伝いできているようだと、コメントを聞いて思えたのが嬉しかったわけです。
 毎年のことながら、今年も、たくさんの方々が朝方まで語り合い、最後の片付けを手伝ってくださいました。感謝に堪えません。皆さんから頂戴した言葉、思いが、私たち講師、職員が今年1年頑張ることができるエネルギー源です。頂戴したエネルギーを、今訓練を頑張っている皆さん、これから入会して来る皆さんにぜひお分けしたいと思います。本当に有り難うございました。(豊文)