「不都合な真実」と速読脳

 実は、今週の月曜日、教室は休みの日、映画を見に行ってきました。ちょっと前に噂を聞いて、ぜひ見たいと思っていた映画です。タイトルは「不都合な真実」。アメリカの副大統領だったゴア氏が、温暖化を始めとする地球環境問題について真実を知ってもらうために、世界中を講演して回っている、その内容を映画化したものです。

 私が大学生のとき、ローマクラブの「成長の限界」という本を読み、大きなショックを受けました。以来、地球環境には強い関心を持つようになったのですが、当時は、そんな話は、誰にも相手にされませんでした。経済成長には限界があるなどというのは、誰も信じられなかったのでしょう。

 その後、シルバ・メソッドの講師となり、セミナーで話したりしてきました。しかし、年々大変なことになってきているという認識はありましたが、特別な行動は、起こさないで来ました。というのは、この問題の解決は、人間自身が能力開発によって進化し、賢くならなければ不可能だという自分なりの結論が出していたからです。

 映画の中では、政治家たちは自分の経済的利益にならない、あるいは政治的権力の強化につながらない「不都合な真実」は知ろうとしない、これはモラルの問題だと述べていました。しかし、政治家に限らず、私たち一般人においても、自分に都合の悪いことは否定し無視したいわけで、詳しくなど知りたくはないのです。つまり、これは、モラルの問題であると同時に、私たち自身の能力の問題でもあるのです。

 前回紹介した百読会の後、受講生の一人Mさんと、打ち上げの二次会に行きました。Mさん曰く、「速読をやってたくさん変わりましたが、いろいろな知識を抵抗無く受け入れられるようになりました」と。これは大変なことで、この点こそが普通の人と、知的巨人たちとの違いなのです。

 単に速く読めるというだけでは、知的巨人にはなれません。情報に対する包容力が増さないと、情報を受け入れることは出来ないのです。ましてや、自分に不都合な情報など、入れようとはしないのです。「速読脳開発プログラム」では、この知的包容力とでも言うべき能力が、開発されるわけです。

 確かに、近い未来、地球に人間さえ住むのが大変になるような変化が起きる可能性があるということは、大変こわい話です。誰もが目を背け、耳を覆っていたい話です。けど、速読脳を志している皆さんは、すでに、知的包容力が大きくなっているはずです。「不都合な真実」は、本にもなっていますので、ぜひご一読を!(豊文)

速読おすすめの映画

全世界を震撼させる映画「不都合な真実
速読脳をもつ私たちにも、
きっと何かができるはず!

秋の百読会でお会いしましょう

 昨日春分の日は、当連盟ならではの行事、百読会でした。百読会というのは、正味360分の間、どんどん本を読んでいく練習会であり、記録会です。今までの最高記録は、261冊。1990年1月に最初の百読会を開催したのですが、100冊読む人が出てくるのはごく希であろうと思いながら、百読会と名付けたのが思い出されます。
 百読会には速読眼ができていないと参加できないのですが、今回は、14名の参加でした。二人掛けの机を一人で使い、片側には、読む本を積み上げます。それをどんどん読みこなしていく様は、実に壮観です。指導している講師としても、以前には伸び悩んでいた方がとうとう百読会に参加できるほど成長してきたのを目の当たりにするわけで、感激もひとしおです。
 百読会では、まだ参加資格のない受講生の皆さんの見学会も開かれます。見学している人の感心したり、驚いたりしている姿を見るのも、また、当日の楽しみのひとつです。3つほどその感想を紹介しましょう。
「あんなに速く読めるものなんだと実際に見てびっくりしました。速く読むというのはどんな世界か、今までイメージできなかったので、見に来て良かったです。自分もこういう風になりたいと具体的な目標が出来ました。」(M.S.)
「ページめくりの音も心地よい音に聞こえるほどで、静かで落ち着いている鎮まりと、何だかオーラのようなそれぞれの空気がありました。これまでの自分が深く鎮まったと感じた鎮まりよりも、もっともっと深い鎮まりがあると感じました。」(S.H.)
「腕がつらそうな方はあまりいないのが印象的でした。集中が途切れず、この時間まで続くというところがすごいです。(注:4時間半ほど過ぎた頃)」(C.K.)
 百読会の雰囲気が、ちょっと感じられたと思います。次回は、半年後の秋分の日に開催されます。今から練習すれば、百読会には十分間に合います。まだ入会されていない人、今回見学できなかった人は、百読会挑戦か見学かで、ぜひ参加してくださいね。(豊文)

花粉症

 3月、花粉症の季節です。先日の大阪セミナーでは、5人もの方が花粉症とかで直前キャンセルしました。以前キヤノンで研修したときも、花粉症で集中できない人が2,3人おり、その次の回からは、花粉症の時期を避けたりしました。花粉症の人にとっては勿論のこと、当教室にとっても、なかなかやっかいな季節です。
 天気予報と一緒に、花粉予報は出るし、対策用グッズがたくさん売られているし、この時期に花粉症になるのは当たり前という雰囲気が世の中に漂っています。花粉が原因だから仕方がないと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、私が子供の頃、近所に花粉症の子供などいませんでした。私の家の近くにも杉林はありましたし、その林の中は子供の格好の遊び場だったにもかかわらずです。
 先日、昼食に出かけたら、そのお店に来ていたお客さんが、花粉症の話をしていて、「動物園の猿も目を真っ赤にして、かわいそうだね。人間と同じものを食べてると花粉症になるんだって」と言っておりました。そのニュース番組でそうコメントしていたとのこと。つまり、食べ物に原因があるということは、何となく分かっているわけです。
 花粉症はアレルギーですから、アレルギー体質にアレルゲンである花粉が作用して発症するわけです。ですから花粉も原因ですが、自分の体質も花粉症の原因なのです。杉の木は昔から自然にあるものですから、それが悪いとするのは変な話。杉の木を切るより、自分の体質を改善する方が、根本的治癒になるし、本来取るべき対策のはずです。けど、なぜか、お医者さんに行き、一時的に押さえるお薬をもらって済まそうとします。
 問題にぶつかったとき、対症療法的方法で問題を軽減することも必要ですが、根本的な解決を図ることは不可欠のはず。対症療法は知識がありさえすれば、あるいは他人任せでもできますが、根本的な解決は自ら考え、自ら行動を起こさなければできないことです。本を読み、知識を貯え、物事の本質を自分の頭で考えることは、問題を解決し幸せに生きるために不可欠と言っていいでしょう。そこに、「速読脳開発プログラム」が役立つわけです。
 その体質改善に参考になる食生活上の注意を、拙著絶妙シリーズ2冊に書いてありますから、花粉症の方、よかったら参考にしてくださいますよう。(豊文)

取材

 お陰さまで「絶妙な集中力をつける技術」が版を重ねております。
この本は、5冊目の著書。振り返ってみると、本には引きつける対象の特徴があるようです。「速読の科学」(カッパブックス)は、受講生ばかりでなく、「ためしてガッテン」を始めとしてテレビの取材を引き寄せてきました。今度の本は、それなりに読んでもらえる内容に仕上げたつもりでいるのですが、読んで受講に来る方は意外と少ないのです。
 受講生のS女史にそう言ったら、「先生、書き過ぎですよ。不思議だと引きつける所を残しておかなくっちゃ!」と言われてしまいました。私としては、まだまだ奥の深い所は残してあるつもりで、そのすごさを感じ取ってもらえるのでは、というつもりでいたのですが、今日、本を読んで説明を聞きにきた人に聞いたら、途中の呼吸法などを試していて、最後まで読んでいないとのこと。なるほど、S女史の言う通り、いろいろ書き過ぎたようです。
 けど、捨てる神あれば拾う神ありで、今度の本は、雑誌の原稿依頼や取材を引き寄せてくれました。先日、某大手ビジネス雑誌の編集の方が取材に来ました。ぜひシルバ・メソッドを体験してみたいというので、丁度その次の日から開催予定だった特別なシルバ・メソッド・セミナーに体験受講として参加してもらいました。
 初めはまじめに参加者から動機などを聞いたりして取材していましたが、次第にセミナー自体が面白くなってきたようで、取材そっちのけで受講にのめり込んできました。2日目の半ば過ぎ、「このセミナーは科学的だし、本当に役に立ちますね」と評価してくれるので、「体験取材なんて言わないで、本当に受講して4日目までやった方がいいんじゃないですか。そうすれば練習用のCDも買えますよ」と話したら、「そうします」とあっさり、受講生が一人増えることになってしまいました。
 というわけで、今月末の26日、雑誌「プレジデント」にシルバ・メソッドを中心にした記事が掲載されますので、どうぞ、お楽しみに!(豊文)

久し振りの名古屋は温かかった!

 2月は、座を温めているまもなく、韓国を含めて東奔西走した月でした。シルバ・メソッドも基礎コース1回半と久し振りに、月に1回以上開催しました。おそらく二十数年ぶりのことと思います。年甲斐もなく(?)、我ながら、よくこなしていると思います。
 先週の日曜日は、名古屋で速読セミナーを開催しました。場所は、名古屋港湾会館。地下鉄名港線の終点「名古屋港」のすぐそばです。今回は、訪れるのを前から楽しみにしていました。というのは、名古屋港湾会館は、私が大学をやめて独立する前後3年間、シルバ・メソッドを開催していた場所なのです。
 ほとんど毎月開催していましたから、私には親しみのある会場で、名古屋での速読セミナーの会場探しのとき、真っ先に当たってみたのです。もう25年ほども前のことですから、施設が無くなっていてもおかしくないのですが、ありました。しかも、あの頃と同じように、ありました。
 近くに水族館ができたり、観覧車ができたりと、「あの頃はなかったなぁ」というものもできていましたが、地下鉄「名古屋港」駅、港湾会館、その間のバスターミナルなど、付近の様子は、ほとんど変わっていないのではないかと思えるほどでした。
もちろん、会館の中は、模様替えされていて、記憶している部屋の床とは違っていました。
 そして何より嬉しかったのは、会館の事務の方も、警備員の方もとても親切だったことです。地元の方には、町はずれで遠いなどと言われるのですが、開催する側にとっては、会館の方が親切で、使いやすいのは、大変有り難いことです。それだけで、疲れが少ないのです。
 今回の参加者の皆さんの中には、東京から引っ越して受講できなくなっていたり、東京や大阪で受講していたが通いきれなくなった方もいたりして、今回の開催をとても喜んでもらえました。受講生の皆さんに喜んでもらえることは、何よりも嬉しいことです。
 というわけで、名古屋の中心部からはやや離れていますが、しばらくは、港湾会館で開催することになります。毎月定期的に開催していきますので、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。(豊文)