百読会、後記

 この前の日曜日は、秋分の日。当連盟は、恒例の百読会でした。今回の参加者は、14名。百読会は、正味6時間の間、本を読み続ける訓練であり、記録会です。百読会では、集中の持続力はもちろん、体力、肚、姿勢、めくりなど、いろいろな要素が試されますから、当連盟のセミナーの中でも、最も実力がよく分かるセミナーです。
 しかも、1分間に8000字以上見ることのできるレベルに達していないと参加できませんから、百読会に参加できたことは、訓練をしているものにとって、ステイタス・シンボルを得たも同様です。この百読会に、今回初めて参加した方が6名おりました。本当におめでとうございます。
 なかでも、5月のGW連続集中セミナーの募集時に呼びかけた「GW集中セミナー発、百読会行き」というキャッチコピーに応えて、一念発起し、今回参加した方が2名、7月の百読会を目指す限界挑戦コースに参加して、今回参加した方が1名でした。
 教室からの呼びかけに応えて、計3名の方が急速に力を伸ばし、百読会に参加してくれたわけです。そのポイントは何かと聞いてみると、「本気になったこと」という答。ただの募集キャッチコピーと思えばそれまでなのですが、私たちの思いを込めたキャッチコピーに、ピンと反応してくれていたわけです。嬉しい限りです。
 オープニングのときから、子供のような素直な気持ちでというお話しをさせていただいているわけですが、大の大人になってから子供のように…と言われても、難しいこと。私たち講師もそれは分かっているのですが、やはり、素直な心は大事ですね。
 そういえば、拙著「絶妙な集中力をつける技術」に体験談を寄せてくれている中島広輝さんが、「人生に必要なのは、常識より素直さ」と書いた額を教室に残してくれていました。速読の開発の一番のコツですね。さあ、次回の百読会、春分の日を目指しましょう!(豊文)

腑に落とす

 毎週火曜日の10時からの授業は、私が担当しています。一昨日の授業に、土日月と行われた「プチ限界挑戦コース」に参加したAさんが来ました。カルテを見ると、測定値も結構伸びてきていますので、限界挑戦コースはどうでしたかと、尋ねてみました。
 大分、雰囲気も落ち着いているように見受けましたので、「連続受講はいいですね。変わりました」というような返事が返ってくるかと思ったのですが、違いました。「伸ばすには自分が何をしなくてはいけないかが、よ〜く分かりました」という答。
 何かすごい気づきがあったのかなと思って、さらに聞きました。「それは、なんだったんですか?」と聞いたら、「自宅で練習をすることと、食生活を改善すること、です」という返事。「それって、いつも聞いていることじゃないですか!」と言いそうになったのですが、気がつきました。「そのことが、腑に落ちたんだ!」と。
 私たちは、いろいろな知識をもっていますし、理屈もいろいろ考えることができます。ですから、それはその通りだと思うことも、ちょっと聞いたぐらいでは、なかなか腑に落ちません。すぐに、それとは反対の説もあるとか、私の場合は違うと思うとか、いろいろな思いが頭の中を駆けめぐって、五臓六腑の腑に落ちてこないわけです。
 腑に落とすには、聞いたことを、知識として鵜呑みにしないで、行動を起こすことが大切です。本当にそうなのか、聞いたことについて調べてみるのも行動ですし、本当にそうなのか、試してみるのも行動です。白砂糖は、心身共に良くないと聞いたら、いつもの3倍ぐらい食べてみて、自分がどうなるか試してみるとよく分かるわけです。
 それで、本当に白砂糖は良くないんだと分かれば、止めることができるはず。ほどほどに食べたり食べなかったりの状態を続けるより、ずっと良いのはないかと思います。(もちろん、それによって、取り返しのつかない問題が起こりそうだったり、自分を観察することに自信がない場合は、お勧めしません。念のため)
 Aさんの場合、3日間訓練を頑張ってみて、心の底から納得し、本気になることができたわけです。こういう、連続セミナーの効果も、アリですね。腑に落とすには、身体で実感する必要があるんだということが、改めて「腑に落ちた」私でした。(豊文)

食は人を作り、人を滅ぼす

 安倍総理、辞任!
 教室物語が、政治の話題からはいるのは、初めてのこと。総理の辞任と「速読脳」開発とは、関係なさそうに見えて、実は大いにあるのです(ちょっとおおげさ?)。実は、安倍総理は長くは持たないと思うと、何度か言ってきたのです。
 安倍総理が就任したとき、彼の好物はアイスクリームだということが話題になりました。確かに、バックのひとつが製菓メーカーですから、アイスクリームが好きになるのはしょうがないのかも知れませんが、アイスクリーム好きでは、総理の職は務まらないのです。
 甘いものが好きでは、政治家に必要な肚ができてきません。頭に気が上がりやすいですから、知的にはいろいろ考えられますが、心底から熱情を発して、人を動かすという行動力が弱いのです。もちろん、総理という激務をこなす体力など、つきようがありません。甘い物を摂っていた受講生なら、このことは特に実感として分かると思います。
 一時期でも甘い物に浸った時期があるとすれば、それを取り返すためには、相当の努力がいります。総理にそんなアドバイスをする人がいるとも思われませんから、総理の職は務まらないと、私は見ていたわけです。残念ながら、安倍総理については、予言(?)が当たってしまいました。けど、当教室の会員なら、同じ感触を持っていたのではないでしょうか。
 ところで、何度かこのコラムにも登場してもらった大阪教室のAさん。彼こそ、実は、アイスクリームを一日に2個も3個も食べるというアイスクリーム好きだったのです。甘い物を断ちきるまでに3ヶ月かかりましたが、その後は、当教室で進めている体質改善プログラムを実行し、8月の限界挑戦コースを受講し、先日の日曜日の岡山教室で、ついにCクラスに入りました。三読3万字/分、その鎮まりたるや、見事なものです。
 嗚呼、食は人を滅ぼし、国を滅ぼす!否々、食は人を作り、国を作る!ですね。(豊文)

速読の訓練は子育ての練習?

 火曜日の本科に、お腹に赤ちゃんのいるご婦人が受講に来ていました。お腹の赤ちゃんと一緒に受講される方は時々いらっしゃいます。臨月に近づいて、本当にお腹が大きくなってしまうと、良い姿勢を取るのが大変になりますが、それを考慮しても、お腹に赤ちゃんがいるときに受講するのはとても良いことだと思っています。
 というのは、この訓練は、自分育ての訓練だからです。「育てる」ことに関しては、自分の場合も赤ちゃんの場合も一緒です。ポイントは、「待つこと」です。
 訓練のやり方を説明されて、頭では分かっているのに、なかなかできないということを、おそらく誰しもが体験しているはずです。そこで、頭に血を上らせてしまうと、ますますできなくなってしまいますね。できるできないは気にしないで、ゆったりと落ち着いた気持ちで、繰り返していると、次第に要領がつかめて、できてきます。
 要するに、熱くなるのではなく、待つことが大切なわけです。赤ちゃんや小さいお子さんは、できなくてはいけないという判断はしませんから、大人の目からは落ち着いて見えないかも知れませんが、楽しんで繰り返す、つまり自分を育てる要領は身につけています。赤ちゃんは、自分が育っていくのを待っていると言うことができます。
 待てないのは親ですね。「這えば立て、立てば歩めの親心」と言いますが、成長を喜ぶ心は大切ですが、次々とやらせようとするのは、ちょっと考え物です。そこに、すぐにできなければダメという気持ちが働いてしまうと、ゆったりとした気持ちで待つことができなくなってしまうからです。
 「ゆったりとした気持ちで、できてくるのを待つ」。そんな子育ての大切なポイントを、自分を相手にした実戦で訓練できるのが、この「速読脳開発プログラム」なのです。独身の方も、自分を小さな子供だとイメージして、また一方で子育てをしている親になったつもりで、自分を大切に育てていきましょう。(豊文)