後ろ姿に感動

 今日は秋分の日。連盟では、毎年春分と秋分の日は、百読会です。実は、今その百読会の真っ最中です。参加者17名。今年も、遠くは大阪や名古屋からお出でくださり、年齢も高校生から、50代まで幅広く参加しての百読会になりました。
 百読会は、ご存じのの方も多いと思いますが、正味6時間本を読み続けます。姿勢が決まっていなかったり、ページめくりが下手だったりすると、すぐにばててしまいます。今でも、初めて100冊を超えた人の様子がまぶたに浮かびますが、100冊を超える頃は、めくる手が動かなくなり、本を台から机の上に降ろして、重い荷物をゆっくり動かすような動きで、ページをめくっていました。
 思えば、あのことがきっかけで、ページめくりの仕方や姿勢の取り方を追求することになったのでした。そして、その後の最高記録は、260冊。ブックスタンドの本を置き換える時間を考えると、一冊当たり、1分強の時間です。この時のめくりは、本当に軽やかでした。終了時間がきても、「もっと続けられます」と言っていたのが印象に残っています。
 「速読脳」での高速理解は、内容を理解することに集中し切らないと理解できません。完全に、理解することが主で、文字を追うことが従でなければなりません。ですから、百読会は「速読眼」が開発された人だけが参加できるわけです。
 ところが、一分間に数万字もの速度になると、めくりの方が大変なのです。もちろん、めくりが気になるようでは、理解どころではありません。めくりという身体動作が、理解の速度にきれいに一致していないと、深い集中には入れません。手を高速で動かしながら、深い集中に入るには、姿勢が決まっていなければなりません。
 ですから、「速読脳」の開発された人が良い訓練状態にあるときは、大きな岩がどしっとそこにあるような存在感を感じます。姿勢がピタリと決まっているからです。オープニングから姿勢の指導がありますが、こんなところにつながってくるのです。
 今回初参加の方の中には、入会して14年目の方がいらっしゃいます。もちろん、14年間ずっと訓練し続けていたわけではなく、何年も間が空いて、訓練を再開し、いろいろな問題点を解決して、20日の土曜日に参加条件をクリアしたのです。本当に、根気よく頑張られたと思います。
 もちろん、今日参加している皆さん全員が、同じように困難を克服して今日の参加に至っているわけです。皆さんのページをめくる後ろ姿を眺めながら、その努力が感じられて、ちょっと感動している私です。(豊文)

応援団、現る

 先日の週末は、岡山でのセミナーでした。有り難いことに、ここのところ毎月新しく入る方がいて、金曜日の夜のオープニングから始まった充実した3日間のセミナーでした。特に今回は、日曜日に、東京から応援団が7名駆けつけてくれましたので、こんなこと初めてという特別な3日間となりました。
 急な話でしたので、広く参加を募集することはできませんでしたが、昼休みには、食事をしながら東京と岡山のミニ交流会、続いて最優秀賞を獲得している応援団の皆さんによる10万字/分の披露、さらに受講生同士での質問座談会と続きました。
 予め内容を細かく決めた会ではありませんでしたが、いずれもとてもスムーズに運びました。雰囲気もとても穏やかで楽しい雰囲気が続いたのは、さすがに日頃鎮まりを訓練をしている皆さんだと、私自身とても感心しました。
 特に、質問に答えてくれた3人の方は、質問に対する答えも的確で、私をとても嬉しくさせてくれました。こんなにきちんと内容を理解してくれている人が、教室の講師以外に応援団として存在するということは、例え私がいなくなっても、「速読脳開発プログラム」は世に残ると思えました。
 ところで、ここのところ何回か続けて、「賞を獲得するレベルに達している方は、内容をよく理解しているし、その表現が的確だ」と思う機会に出会っています。正しく理解することで、正しい訓練ができるというのは、間違いのないことです。フォーマットやテキストに向かう時間を確保するのは困難かも知れませんが、正しく理解することなら、やりやすいのではないでしょうか。
 時々授業で聞いてみると、意外にも、会報や私の著書を読んでいない方がおります。11月に刊行される本は勿論のこと、現在流通している3冊にも、訓練に大切なことや役立つことをたくさん書いてあります。特に、会報に載っている受講生の皆さんの体験談は、私の目から見ても、とても参考になるはずです。
 会報のバックナンバーは、教室やセミナー会場に置いてあります。ゆっくり、ゆっくり、腑に落としながら読んでみてください。そうすれば、必ずや訓練の進展に役立ちます。そしていつか、今回の応援団の皆さんのように、後進の皆さんに、アドバイス出来るようになって頂ければ、大変嬉しく思います。(豊文)

特別なテクニック?

 昨夜、最終に近い「のぞみ」で大阪セミナーから帰ってきました。今回の大阪セミナーも、いつも通り充実したセミナーでしたが、特に印象に残ったのは、先月「能力限界挑戦コース」を受講した人たちの変化でした。というのは、土曜日、限界コースに大阪から参加した受講生が3人揃って受講してくれたのです。
 もちろん3人とも前からよく知っています。訓練の状況も知っています。それが、訓練の鎮まりがとても良くなっていました。表情が明るくなっていました。集中も良くなっていました。訓練の測定値は、開始時、3人のうち2人は、限界コース受講前よりも、下がっていました。
 「えっ、5日間も受けたのに値が下がっていたの?」と思った方もいたのではないでしょうか。そうなのです、下がっていたのです。けど、その2人とも、値が下がっていることはまったく気にせず、ニコニコしていました。私はすぐに思いましたね、「これなら伸ばせる!」と。もちろん、その予測通り、3人とも伸びました。なかには、「こんなに訓練が進むとは思っていなかった」と感想を言った方もいました。
 「目は心の窓」というのは誰もが知っている言葉です。特に受講生の皆さんは、何度も聞いているはずです。目は、心を反映しています。その動きも見方も、心の状態を反映しています。であれば、目の機能を向上させようと思ったら、心を良い状態に保たなくてはならないのは、皆分かっているはずです。けど、それが難しいんですよね。
 「能力限界挑戦コース」は、それを実行に移すことをやったわけです。「なにか特別なテクニックを教えたのでは?」と思った方はいませんか?そう、心を変える特別なテクニック(?)を伝授したんです。「特別料金を出すから、ぜひ教えて!」って?分かりました。ご要望に応えて、今日の読者の皆さんに特別に教えましょう。それは、「凡事徹底」です。
 オープニングのときに、「この訓練を成功させるために」というのを学びましたよね。あれです。アレをもう一度復習して、それを徹底してみましょう。徹底して、内面を整えましょう。そうすれば、大きく伸びることができます。
 なかなか教室に通えない地方のかたもいると思いますが、はるか東京から、訓練の成就を祈っております。(豊文)