これだから、本を読むのはやめられない!(その2)

3.11の地震、津波、そして原発事故は大変な災害でした。そこから学んだ教訓はたくさんありましたが、「テレビや新聞の報道は必ずしも信じるに足るものではない」と教えてくれたことは、大きな意義があったと思っています。私たち戦後世代は「大本営発表」を直接聞いたことがなく、過去のものと思っていたのですが、現在も存在するんですね。大変勉強になりました。
私などは、素直な質(笑)なものですから、マスコミが流すニュースなどは、何かおかしいと思っても、つい信じがちだったのですが、それではいけないのですね。私たちが、受け身的に得ている情報、特にテレビからの情報は洗脳の道具として利用されていることは分かっているのですから、何かおかしいと感じた時は、自ら情報を求め、探すことが大事というわけです。そこに、本を読む意義があるし、「速読脳」を開発して、たくさんの本に接する意義があるわけです。
たとえば、ウクライナの問題。自分の日常生活とは無関係と多くの人は考えていると思います。けど、そうではなさそうです。
今、我が国で起きている、健康体力低下の問題、経済的に二極分化している問題、自殺者が年間3万人という問題、幼児虐待の問題、TPPの問題など、それらの根っこは、同じようです。
そんな思いを私にさせてくれたのが、今日紹介する1冊。「世界を操る支配者の正体」馬渕睦夫著。
本のタイトルからして、アヤシげですよね。陰謀論の本かと思わせるようなタイトルです。けど、著者は、ウクライナ大使を務めたことのある外交官です。私が、感心したのは、たくさんの本を読んで、その行間をよく読み取って、この本をまとめているということです。その意味で、本の読み方を教えてくれる本でもあります。
著者が行き着いた、世界を操る支配者の正体は、いわゆる陰謀論とほぼ同じです。陰謀論は、憶測の世界の話ではなく、すでに出版されている本、日本でも翻訳されている本を丹念に読めば、実は、すでにその支配者たちがオープンしている内容なのだということが、この本を読んでよく分かりました。このことは、恐ろしいことです。陰謀論として、ウソだ、ホントウだと言っているうちは、面白い話です。が、それが本当の現実の話だとなると、結構、怖いものがあります。
マスコミからは、西側の情報しか流れてきません。そんななかで、それを超える情報を語る外交官の本、読み始めたら、やめられないかもしれません。(豊文)