初夢?正夢?速読脳社会!

 正月といえば年賀状だ。年末年始は、冬期集中セミナーと重なってしまい、折角心を込めて書いてくれた年賀状に、失礼をしてしまうことも多く、いつも何となく心残りな正月を終えてしまう。来年こそは、手書きのひとことを添えて、お返ししたいものだと思っている。
 さて、ここ数年、目立ってきたのは、「子供が大きくなったので、そろそろ受講させたいのですが、・・・」という一言を添えてくる年賀状だ。親がやって良かったものを是非我が子にもというのは、自然な気持ちだが、やって良かったものはたくさんあっただろうに、この「速読脳開発プログラム」を、しっかり記憶にと留めとおいてくださったことは実に有り難く、嬉しい限りだ。
 お父さんやお母さんが速い速度で読書するのを見て育ったお子さんは、幼いときからそれが普通だと刷り込まれる。その速度で読もうとするから、自然に集中力が身に付いてくる。そのお子さんは、もの心がついたときにはすでに普通のお子さんよりも読書速度が速く、したがって、この訓練を始めると、習得も順調なのだ。ちょうど、車社会に育った我々が、自動車の免許を取ることに何ら抵抗なく、容易にその技術を習得していくのと同じだ。
 おそらく、このようにして、少しずつ速読脳社会が進行していくのだろうと思う。一緒に訓練を始めた親子も含めて、すでに、そのような親子は、少しずつ増えてきている。今年もまた、新たな速読脳たちを育てることで、平和で心豊かな社会作りに貢献できればと思っている。 (豊文)

身体が資本

 明けましておめでとうございます。
 本年は、速読教室を始めてから、まる二十年を迎えます。当初は、「速読脳開発プログラム」の形だけを真似た「キム式速読術」というものから始めたこともあり、「速読は素晴らしいんだ!」というお題目を唱えるだけで、何も分かっていないと言っていいほどでした。
 そして、あれから二十年。本年は早々に、国際学会誌に論文が掲載される予定になっております。速読脳を開発することにより音声して理解する読み方が変化することについて、MRIを使って調べた研究です。本当に隔世の感があります。当教室を支えてくれた皆様に心から感謝したいと思います。
 この二十年の間に、私たちの指導する能力は飛躍的に向上したと自負していますが、一方受講を希望する皆さんの側にも、大きな変化がありました。二十年前の当時から、子供たちの体力の低下が叫ばれていましたが、昨今は、青年層の体力と精神力も大きく低下してきているように見受けます。ここ十年は、この変化に対応するために、指導力の新たな向上を迫られ続けた年月ともいえます。
 江戸時代の末期、多くの外国人が日本に来て、その様子を記述していますが、日本人の体力には、一様に驚嘆しています。たとえば、ボーヴォワール伯は、ギャロップで走る馬を先導する馬丁は60kmを楽に走ったとか、明治の初期に来た医者のベルツは、初めは、東京から日光に馬を6回変えて14時間で行ったが、二回目は、一人の車夫が人力車で14時間半で行ってしまったとか、です。馬よりもすごい体力とその長時間の走りを可能にする精神力は、どこに行ってしまったのでしょうか?
 俗に「身体が資本」と言いますが、能力の開発は、体力と精神力が基になります。受講を希望してこられる方の中には、この点に問題を抱えているために、十分に力を発揮できないでいる方も多く見られます。体力を回復するだけで、満足される方も多いのです。
 本年は、この辺の指導に関して一層工夫して、一人でも多くの方に速読脳の開発を達成していただきたいと思っています。
 
 年頭に当たり、皆様の一層のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。(豊文)

取材きたる

 昨日、久しぶりにTV取材の依頼が来た。
 「ためしてガッテン」の後も、いくつかお断りをしたが、取材に応じるかどうかは、慎重にする必要がある。高速で読書するということを、よく理解せず、超能力的な珍しさだけで、取り上げられると、スタジオで何をやらされるか分からない。そんなわけで、娯楽系の番組はたいてい断ることにしているのだが、やはり、担当するディレクターの方の人柄はひとつの決め手になる。
 今回担当の方は、速読を取り上げるに当たって、いろいろな速読法を調べて、自分の納得のできるところということで、当教室に電話してきたという。話を聞いて真面目に取り上げてくれそうなので、前向きに検討することにした。楽しいなかにも、本物の速読脳力開発法があるのだということを、伝えていただければ嬉しい限りだ。
 それにしても、当教室がテレビに出ることで、ほかの速読教室に、だいぶ貢献をしているらしい。先だって、大阪セミナーのとき、説明を聞きに来た人が言っていた。ある教室の説明会に行ったら、「ためしてガッテン」のビデオを見せられて、勧誘されたとのこと。ウ〜ン、そこまでやるか!?
 「オタクの教室の速読法と、ウチの「速読脳開発プログラム」では、やっていることがゼンゼン違いまっせ!誤解されたら、どないしてくれますねん!」けど、十分情報を集めないと、その違いは分からないんだよね。その教室の講師も分かっていないのかも。この時代、本物の速読脳開発法を学ぶには、速読脳が必要だという矛盾がありそうな気がしてきた。
 とにかくウチは、当教室を選んでくれた人が本当に速読脳を身につけられるよう、講師一同で、淡々と最善を尽くすだけだ。
 本年最後の「教室だより」、ご精読そしてご声援、ありがとうございました。(豊文)

「ウチの受講生だったら‥‥」

 この土日は、岡山でのセミナーだった。
 帰京の朝、喫茶店でモーニングを注文した。二十歳ぐらいのウェイターが紙ナプキンの上に、フォークを置いた。紙ナプキンも曲がっているし、フォークも曲がっている。置くときに見ていないのだ。そして口先だけで「失礼します」と言って去る。次に、サーバーを持ってきて、カップにコーヒーを注いでくれた。トレイの上にこぼした。当人は見ていないから、こぼしても気がつかない。また「失礼します」と決まり文句を唱えて去る。
 本当に「失礼します」だ。さすがに、ちょっとムッとして「ウチの受講生だったら、ゼッタイにこんなことはしない!」と心の中で語気を強めて言ってしまった。もちろん実際には、絶対などとは言えない。が、日頃から、見ることに集中する訓練をしているのだから、あんな不作法なことはしないと思うのだ。
 ちょうど前日、セミナーの休憩時間に、受講生同士が「テストの採点がとても早くなったの。前は学校でやって、家に持ち帰ってやって、それでも終わらなくてまた学校でやって、だったけど、今は学校だけで終わるようになった。自分では普通にやっているつもりだったのに、同僚から、すごく集中しているって言われた」「そうそう私もすごく集中できるようになったわ」と話しているのを聞いてばかりだった。それもあって、まるで親バカのように、「ウチの受講生だったら‥‥」とつい思ってしまったのだ。
 別の受講生は、「家でも、ひとつひとつの行動に集中できるようになりました。」と所感に書いてきた。これは、日常も落ち着いて行動できてきたことを示している。こんな受講生の話や感想を聞けるのは、講師としてとても嬉しいことだ。速読脳開発プログラムは、まさに、こんなふうに私たち自身を変えていけるようにと作ったプログラムだからだ。
 前日の、受講生の会話や所感を思い出し、「君もウチで訓練すればきっと変わるよ」とウェイター君の背中に語りかけながら、新幹線の改札口に向かった。(豊文)

先生、このガムあげる!

 速読脳の開発は、指導する側にとってもそう容易なことではない。受講生の訓練状況に即してアドバイスを入れなければならないだけでなく、本人の意欲を保たなければならないからだ。
 先日のAクラスのセミナーにお父さんと一緒に小学5年の男の子A君が参加した。お父さんは速読をやりたくて来たのだから、嬉しくて張り切っている。が、A君は何かの事情で一緒について来ることになったらしく、たいしてやる気がないことは態度からすぐわかる。
 
 じっと集中すべき訓練でも動いてばかり。他の人と違うことをやっては、私の顔色をうかがっている。そして、揚げ句の果てに訓練中なのに眠ってしまう。これでは、学校でよく叱られているのではないかと心配になるほどだ。が、講師の私は、ニコニコと、他の受講生の邪魔にならないようにガイドするだけだ。
 A君は、ここは何をしても大丈夫だなところだと悟ったらしく、次第に私の顔色をうかがうこともなくなってきた。一日目の感想を書いてもらうと、「先生は、教えるのが上手だ」とお褒めの言葉を頂戴してしまった。どうも、本人は、あくびをしようが眠ろうが、叱られることなく、のびのびできるところが気に入ったらしい。
 二日目も、一日目と同様の調子で訓練している。よく集中しているとはとても言い難い。が、あちこちに飛んで文字を順に追えなかった目も少しずつ改善され、本人は「速く読めるようになった」と自信を持ってきた。講師の目からは、速く読めたと言えるほどのレベルではないのだが、確かに、少し集中して訓練できるようにはなってきた。
 一日8時間を連続二日、小学五年生に楽であるはずはない。セミナーも終わりに近づき、この2日間の成果はどうかとA君をのぞくと、「先生、このガムあげる!おいしいよ」とガムを差し出してきた。私は嬉しくなった。この訓練においてはもちろん、彼がこれから生きていく上でもっとも大切な「意欲」を、少し喚起できたように思えたからだ。(豊文)

輝いて生きるのを応援する

 先日説明会を担当していたら、私を正面から見据え、うなずきながら熱心に聞いてくれる若い女性がいた。現代の若者にしてはめずらしく、姿勢もなかなかいい。これはただ者ではないな、と思っていたら、実はタレントさんだと後で分かった。まさに今売り出し中のタレントさんである。
 実は、ときどき、教室に有名人が入会する。俳優さん、女優さん、声優さん、シンガーソングライターさん、漫画家さん、プロスポーツマンetc.。ほとんど誰かの紹介で来るのだが、彼らの共通点は、とても熱心であると同時に、皆忙しく、なかなか教室に来る時間を取れないことだ。私の欲目かも知れないが、うちに来てから、皆益々売れるようになっているような気がする。
 先日も、あるテレビ番組で、うちの受講生のMさんが、私の趣味の紹介ということで、自宅で速読訓練しているところが放映されたとのことだった。ここしばらく教室に来ていないのだが、自宅で頑張っていたのだ。本当に真面目な方だ。是非がんばってほしいと思う。
 また彼らは、やはり皆、目が輝いている。売れっ子なのだから当然ではある。が、実は、当教室の速読脳の熟達者たちも、皆目が輝いている。速読脳を開発すると、みな生き生きしてくる。この点、女優さん、俳優さんに負けず劣らずだ。一人一人が輝いて生きる応援をするのが、私たち講師の役割なのだと、いつも思う。(豊文)

授業の質で維持する受講システム

この教室の講師は、私一人ではない。教え方を統一しているとはいえ、我が講師たちが意図通りに受講生を指導出来ているかどうかは、責任者としていつも気になるところだ。
昨日、私が担当したことのない受講生のSさんから、継続受講の申込みを頂いた。そのメールの最後に、次のように書いてあった。
「教室のあとは、いつも元気になります。
目が楽になり、体調よくなるせいかと思います。
いつか、自分でもこの状態にすることができるのを、たのしみにしています。
訓練自体も、楽しいのには驚きました。」
受講生からこんな感想を頂戴すると、正直安堵する。「眼が楽になり、体調が良くなる」のは、「速読脳開発プログラム」の訓練が適切の行われたときの反応だからだ。
私は、この「速読脳開発プログラム」を教え始めるとき、次のように考えた。
「本当に確実に伸ばしていけるなら、受講料は、まとめて支払ってもらうのではなく、一回ずつの支払いにすべきだ。そのような受講システムにすれば、受講生は効果がないと判断したとき、いつでもすぐに止めることができる。それで、受講生がいなくなるようだったら、これは本物とは言えない」と。
このような受講システムでは、一回ごとに訓練の結果を出さねばならず、一度たりとも授業から気を抜くことは出来ない。今振り返ると、いかに、プログラム内容に自信があったとはいえ、ちょっと無謀だったかなとも思う。実際、プログラムが良くても、現実の指導の質を維持することは容易ではないからだ。が、この受講システムで、十数年なんとかやってこれた。我が講師スタッフと受講生の皆さんに感謝あるのみ!(豊文)

速読脳で書の新境地を開く

 絵はがきが届いた。表は、焼酎の瓶が二本並んだ写真だ。「速読と焼酎の関係はこれいかに?」などと思いながら、裏を見ると、受講生からの葉書だった。
「ご無沙汰してます。イメージが形になり、自分の『書』が焼酎のラベルになりました。もちろん努力もしましたが、近道をたどれたのは先生方のおかげです。まずはお知らせまで。」とある。差出人は、福岡で手作り和雑貨の店『伊豫屋』を開いている中島君だ。彼は、速読脳を開いてから、急速に『書インテリア』の才能を大きく開花させた受講生だ。
 改めて写真のラベルの書を眺めてみると、なかなか上手い。『鷹王』(たかおう)という字だが、本当に鷹の雰囲気が出ている。威厳のある鷹というよりは、色々経験しながら年令を重ねて、一家言を持っている人物のような雰囲気を醸し出している。焼酎のラベルに採用されたのも、なるほどとうなずける。
 速読脳を開花させることは、言うまでもなく読書能力を飛躍的に向上させることなのだが、同時に、書や絵の才能が開けてくる人もいる。イメージが鮮明になり、アイデアがどんどん湧いてくるのだと言う。まさに『右脳』の活性化だ。
 中島君の受講当時の体験談には、『小説では登場人物がリアルに映り出し、まるで映画でも見ているように声や音が聞こえるのです。やっとこの歳になって、本を読む幸せに気づきました」とある。そして今、伊豫屋(いよや)のHP
http://www.geocities.jp/kokifishing/index.htm)では、店主のPR欄に読書を大きく取り上げている。
 伊豫屋では、お店にきたお客さんの目の前で希望の書を書いてくれるという。書インテリアで独自の境地を開いたのだ。この若き速読脳が、これから、その創造力をどれほどまで発展させていくのか、大いに楽しみだ。ちなみに、彼が10万字/分を達成して、後進への伝言として置きみやげしてくれた額には、『人生に必要なのは、常識より素直さ」と書いてある。(豊文)

受講生の活躍を心の糧に

 能力開発を指導するものとして、受講生の活躍は我が事のように嬉しい。速読脳を開発することは、高度な情報処理能力を持つことだから、仕事や勉学などのいろいろな場面で活躍することは、当たり前と言えば確かに当たり前なのだが、その活躍が目に見えたときは、やはり嬉しい。
 火曜日、一冊の本が送られてきた。著者を見ると、I君だ。もう17,8年も前、私が青山で教室を始めて間もない頃に入会し、速読脳を開いたひとりだ。私の教室で大学生として速読脳を開いたのは彼が最初ではなかったかなと思う。本の帯には、「証券受渡・決済制度改革懇談会(日本証券業協会主宰)報告書「証券決済制度改革の推進に向けて」を取りまとめた経験・ノウハウを遺憾なく発揮!」と著者を紹介している。
 
 社会に出てからも頑張っているとは聞いていたが、三十代にしてこれほどの大きな仕事を取りまとめているとは思いも寄らなかった。日本語のみならず、英語で書かれた膨大な量の、証券業務、法律、ITネットワークに関連する本や論文を、「速読脳」で読みこなしたことは想像に難くない。
 また一冊、教室の「会員の著作」の棚に本が増えた。これまでの「速読脳」達を見ていると、年月と共に益々その能力が多方面に開花していく。I君を始めとする「速読脳」達の活躍を心の糧にして、サァ、今日も、ガンバルゾ〜! (豊文)

(題名なし)

 この土日と、大阪でのセミナーを終えてきました。別に特別なセミナーではなく、いつも通りのセミナーだったのですが、ちょっと嬉しいことがありました。もちろん、受講生の方が伸びて来るというのは、いつも嬉しいことで、それで一日の疲れも取れるのですが、実は、ほかにもあったのです。
 何と、受講生のAさんが、柿を持ってきてくれたんです。私と同年代の方が、「センセイ、自宅で穫れた柿ですから、どうぞ」?て、ボソッと言いながら、プレゼントしてくれたんです。感激ですよね。自分のことを考えてみても、多少のことじゃ、わざわざプレゼントなんかしませんよね。受講料だって払っているんだし。しかも2時間以上もかけて会場まで来るのに、大きな柿20個も袋に入れて持ってくるなんて、結構重いですよ。セミナーで使う教材だって軽くはないんですから。
 けど、きっと、自分の変化が嬉しかったのではないかと思うんです。訓練を始めた頃、いろいろな速読法や能力開発法の知識がいっぱいで、落ち着けなかった彼が、今は表情が変わるほど、深く落ち着いて集中できるようになったのです。もちろん、私たち講師は、ガイド役に過ぎないですから、この結果は、本人の努力によるもの。訓練も大いに進んで、速読脳開花は確実と太鼓判を押せるところまできています。
 Aさんの変化は、講師ミーティングでも話題に出たほどでした。きっと彼は、速読も、そして人生も飛躍するはず。こんな変化を間近に観察させてもらえるって、まさに講師冥利に尽きますね。本当に有り難いなと思った大阪セミナーでした。(豊文)